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ドキュメンタリー映画作家 アン・兼子 上映とトーク

開催日 2015年6月5日(金)
時間 15:05~17:15
会場 白金校舎本館4階1456番教室
主催 芸術学科・言語文化研究所共催
インディのドキュメンタリー作家であるアン・兼子は、パーソナルな作風のビデオやフィルムで知られている。 しばしば政治的社会的な広がりを持つ題材を扱いながら、個人の視点を失わずに、静かな問題提起を行う作品を 撮り続けている。UCLAの監督科でMFA(芸術修士)を取得後、1986年から3年間日本に住み、91年に日本に再び行った ときの経験をもとに日本に滞在する不法滞在外国人を描いた『オーバーステイ』を完成。2000年にはアメリカ映画協会 の女性映画ワークショップに選出され、『100% Human Hair』を制作、2008年『Against the Grain: An Artist's Survival Guide to Peru 流れに逆らって:ペルーにおけるアーチスト・サバイバル法』を完成。 「アジア系アメリカ人映画祭 新人映画賞 長編ドキュメンタリー部門」、「サンフランシスコミッション文化センター  ラティノ・アートビデオフェスト 最優秀作品賞」、「DCアジア太平洋アメリカ映画祭 最優秀ドキュメンタリー」 などの受賞歴がある。

今回上映するのは、シャロン・ヤマトとの共同監督の「A Flicker in Eternity永遠に刻まれる瞬きの光」2012年、25分。 「アジア人映画祭」と「ディスオリエント映画祭」で最優秀短編映画賞を受賞。日本では今回が初上映となる。日本語字幕付き

「A Flicker in Eternity」
――アーチストになる夢と国家への義務との間に挟まれた日系二世の若者スタンリー・ハヤミの日記をもとに、 16歳の青年が第二次世界大戦に巻き込まれていく過程を彼の視点からヴィヴィッドに描くドキュメンタリー。 日系人の収容所生活から、日系人の兵士が多かったことで知られる第442連隊戦闘団の兵士として従軍する様子が、 スタンリーの漫画や文章を通じて、浮かび上がってくる。日系アメリカ人としてのアイデンティティーと苦悩、 そして戦争がもたらした悲劇を戦後70年の今年に思い起こすことは重要である。スタンリーの日記や手紙は日系 アメリカ人博物館のアーカイヴ資料となっている。

トークでは、他の作品も参考上映をしながら、ドキュメンタリー映画制作について、日系アメリカ人としての視点など、 自由に監督に語ってもらいます。
講師 アン・兼子氏
※日本語での講演となります。申し込みは必要ありません。入場無料。直接会場にお越し下さい。

お問い合わせ先

言語文化研究所 03-5421-5213

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