開催日 | 2015年12月5日(土) |
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時間 | 10:00~18:00(開場9:30) |
会場 | 明治学院大学白金校舎2302教室 |
主催 | 明治学院大学文学部芸術学科・言語文化研究所、ドイツ語圏美術史研究連絡網 |
趣旨 | インターネットの時代、「第二のメディア革命」とも言われる現代において、第一の、すなわち最初の「メディア革命」であるグーテンベルクの時代の初期版画が再び注目を集めている。また、ドイツがヨーロッパの版画史において重要な貢献を果たした事実を考慮するならば、今回版画というテーマを取り上げることは大いに意義があると言えるだろう。本シンポジウムでは、版画をより広い視野とより多角的な観点で捉えることを目指している。従来の美術史研究においては、版画は、概して芸術的価値を認められた作品が単独に扱われるか、あるいは芸術作品の源泉を検証する補助的な存在として取り上げられることが多かった。しかしながら、近年、版画の多様なあり方、その機能や受容の仕方にも光を当てた研究が進展し、その成果を世に問う展覧会も開催されている。こうした研究と関心を共有してこのたびのシンポジウムも企画されている。 |
プログラム | 10:00 開会の辞 齊藤栄一(明治学院大学教授) <第一部> 近世 10:05~10:45 総論 保井亜弓 (金沢美術工芸大学教授) 10:50~11:20 各論1 池田真弓(慶應義塾大学専任講師) 「《健康の庭》―木版本草挿絵の諸問題について」 ~休憩~ 11:30~12:00 各論2 岩谷秋美(東京藝術大学教育研究助手) 「ドイツ・ルネサンスにおける皇帝権の表象 ―版画《皇帝マクシミリアン一世の凱旋行進》の機能と受容」 12:05~12:35 各論3 平川佳世(京都大学大学院准教授) 「名工たちへの挑戦ー15,16世紀のドイツの版画と金銀細工」 ~お昼休み~ <第二部>近現代 13:45~14:25 総論 佐川美智子(元町田市立国際版画美術館副館長) 14:30~15:00 各論4 大原まゆみ (明治学院大学教授) 「初期ナザレ派の中世再構成における版画の役割」 ~休憩~ 15:15~15:45 各論5 奥野克仁 (高知県立美術館学芸員) 「マックス・クリンガーの版画について ―《ブラームス幻想》を中心に」 15:50~16:20 各論6 深山孝彰 (愛知県美術館美術課長) 「表現主義の版画―《ブリュッケ》の木版画を中心に」 ~休憩~ 16:45~18:00 ディスカッション 司会 保井亜弓 18:00 閉会の辞 大原まゆみ ※入場無料、事前申込不要 |
アクセス | 都営浅草線「高輪台」駅下車 A2番出口 徒歩約10分 東京メトロ南北線「白金台」駅下車 2番出口 徒歩約10分 JR「目黒」駅、「品川」駅より都バス(品93系統)で10分 「明治学院前」下車 |
お問い合わせ先明治学院大学文学部芸術学科研究室 Tel:03-5421-5380 |