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日本近代音楽館レクチャーコンサートシリーズV 浅草オペラ―100年の回想

開催日 2016年11月23日(祝・水)
時間 15:30開演(開場15:00)
会場 明治学院大学白金キャンパス アートホール
主催 明治学院大学図書館付属遠山一行記念日本近代音楽館
お話 倉田喜弘(芸能史家)
出演 黒田晋也(テノール オペレッタ座代表 二期会会員)
小林晴美(ソプラノ オペレッタ座副代表 二期会会員)
山中聡子(ピアノ 東京室内歌劇場会員)
曲目

「女軍出征」(伊庭孝作)より チッペラリーの歌(J. Judge & H. Williams)、ダブリン湾の歌(S. Murphy)

「カフェーの夜」(佐々紅華作)より コロッケーの唄、おてくさん(益田太郎冠者作)
「ボッカチオ」(F. von Suppé作曲)より 恋はやさしい野辺の花よ(小林愛雄歌)
「カルメン」(G. Bizet作曲)より ハバネラの歌(堀内敬三訳詞)
「リゴレット」(G. Verdi作曲)より 女心(堀内敬三訳詞)

ほか

概要

帝劇は歌劇の公演を投げ出します。引き継いだローシーも挫折しました。ところが浅草へ進出したオペラは大繁盛。舞台に立つ女優たちを、男子学生が応援したのが始まりです。次の3点について、考えてみます。

(1)女優たちの報酬は少なく、後援会がなければ生活は成り立ちません。学生と女優たちの動きを、風俗の観点から警察は注視します。

(2)宝塚少女歌劇の生みの親・小林一三は、こんな話を残しています。

「女の子は、膝から上はどんなことがあっても出さない。もつとパツとまくつて、足を見せなくてはいかんと先生方がやかましくいつても、いうことは聞かない。非常に困つた。」(『宝塚漫筆』抄記、昭和30年)

(3)若い世代は、「リゴレット」や「コロッケの唄」のよラに、洋楽器による歌を口にしはじめます。歌うという娯楽の領域が、急に広がりました。

以上3点、浅草オペラの回想に際して、歳月の重みを感じます。  (倉田喜弘)
ご入場について 入場無料ですが、事前のご予約が必要です。

お問い合わせ先

ご予約は東京コンサーツまで。電話03-3200-9755(平日10:00~18:00受付) FAX03-3200-9882

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