開催日 | 2016年12月17日(土) |
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時間 | 10:00~17:30 |
会場 | 明治学院大学白金キャンパス2号館2301教室 |
主催 | 文学部芸術学科・言語文化研究所 |
概要 | 1960年代末に世界同時的に新しい演劇のムーブメントが起こった。日本ではそれはアングラ・小劇場演劇と呼ばれ、多様な角度から演劇のラディカルな問い直しが行われたが、その演劇運動は過去のものではなく、現在も進行中であり、現代の演劇にも多大な影響を与えている。 今回の国際シンポジウムの重要な課題として、アングラ・小劇場演劇が達成した成果、その核心を浮き彫りにするとともに、アングラ・小劇場演劇が見落としていた問題、また試みられたが継承されていない課題など、その限界や問題点についても捉え返す。そしてそのため、それを国内の研究者だけでなく、海外の第一線で活躍する演劇研究者、パリ第3大学名誉教授ジョルジュ・バニュ氏、トリーア大学名誉教授スタンカ・ショルツ=チョンカ氏の参加を得、その特別講演、発表を軸にして、多様な視座から対象化を行う。そのことを通して、アングラ・小劇場演劇のムーブメントの核心、意味が的確に分析されるとともに、さらには、日本の現代演劇が抱えるアクチュアルな課題、困難を超えて行く手掛かりもそこで探求される。 |
プログラム | 10:00~10:10 開会の辞 岡本章(演出家・本学教授) 10:10~10:50 「アングラ演劇の達成と限界――問題提起とシンポジウムの意図」 西堂行人(演劇評論家) 10:50~11:30 「アングラ・小劇場と5、60年代アヴァンギャルド ――土方巽との関係性を軸として」 岡本章 11:30~12:00 「アングラ演劇とメディア戦略 ――演劇センター68「コミュニケーション計画を」中心に」 梅山いつき(近畿大学特任講師) 12:00~13:00 昼休み 13:00~14:00 「アングラ・小劇場と能――鈴木忠志、太田省吾、岡本章の実践」 スタンカ・ショルツ=チョンカ(トリーア大学名誉教授) 14:00~14:30 「演劇の公共性と公共劇場――アングラ世代の演出家の仕事から考える」 藤井慎太郎(早稲田大学教授) 14:30~16:00 特別講演 「西洋のアンダーグラウンド演劇の系譜」 ジョルジュ・バニュ(パリ第3大学名誉教授) 解説発表 穴澤万里子(日本大学教授) 16:00~16:15 休憩 16:15~17:30 パネルディスカッション「アングラ演劇・前衛・身体性」 (登壇者)ジョルジュ・バニュ、スタンカ・ショルツ=チョンカ、岡本章、藤井慎太郎 (司会)西堂行人 17:30 閉会の辞 |
世話人 | 岡本章 |
アクセス | 都営浅草線「高輪台」駅下車 A2番出口 徒歩約10分 東京メトロ南北線「白金台」駅下車 2番出口 徒歩約10分 JR「目黒」駅、「品川」駅より都バス(品93系統)で10分 「明治学院前」下車 http://www.meijigakuin.ac.jp/access/shirokane/(キャンパス案内) |
お問い合わせ先明治学院大学文学部芸術学科研究室Tel:03-5421-5380 http://www.meijigakuin.ac.jp/~art/ |
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シンポジウムチラシ (PDF/1 MB) |