シリア和平ネットワーク・明治学院大学国際平和研究所共催 公開シンポジウム 「10年経って何ができるか、何をすべきか:シリアの現在、過去、未来」
2011年チュニジアで発生した「アラブの春」と言われる反政府デモから波及するかたちで始まったとされるシリア危機は、今年3月に10年という節目を迎えます。危機発生以降、全土で約40~47万人以上の死者・約610万人以上の国内避難民が発生し、周辺諸国に約550万人以上の難民が流出したと報告されており、今世紀最悪の人道危機と言われる状況が続いています。 危機発生から10年、そんなシリアの現状は、日本ではほとんど報道されなくなり、私たちのシリアへの関心はどんどん薄れていってしまっているように感じます。現在のシリア人たちの声に我々国際社会はどれだけ耳を傾けているでしょうか。 シリア和平ネットワークと明治学院大学国際平和研究所が共催する本シンポジウムでは、「10年経って何ができるか、何をすべきか」をテーマに、東京外国語大学の青山弘之教授に基調講演をいただきます。昨年12月に行われたアサド大統領の演説についての解説も交えながらこの10年を振り返る内容をご教示いただく予定です。その後、シリアの友人たちの現在の声もご紹介し、参加の皆さんにも開かれるかたちでのパネルディスカッション、そして質疑応答セッションを予定しています。 シリアについて、地球に生きる一市民として何ができるのか、何をすべきか。本シンポジウムが、改めて一緒に考えるきっかけになることを願っています。是非、ご予定調整いただきご参加ください。
日時 :2021年2月27日(土) 14:00~17:00 場所 :ZOOMを利用したオンライン開催 申し込み :要 ※2月25日(木)までにGoogleフォームよりお申込みください。 https://forms.gle/WaZWFw66xgvT7uEr8 お申込みいただきました方に、当日の参加方法等、詳細をご案内させていただきます。 参加費 : 無料
【プログラム】 (13:50 Zoom接続開始) 14:00 開会挨拶 シリア和平ネットワーク活動紹介 14:10 基調講演:「10年経って何ができるか、何をすべきか:シリアの現在、過去、未来」 /青山弘之氏 (東京外国語大学教授) 14:40 基調講演に対する質疑応答 14:50 シリアの人々の未来に向かう姿を紹介 └シリア和平ネットワークメンバーの友人たちの生の声、特に将来の展望について、写真や動画メッセージを紹介 15:10 休憩(10分) 15:20 パネルディスカッション └「シリアの現在、過去、未来」について、シリア和平ネットワークメンバーを中心に参加者の皆さんにも開く形での自由討議を予定 16:20 全体を通した質疑応答 16:55 閉会挨拶 17:00 閉会 ※パネルディスカッションの形式は、参加の皆さんに極力ご参加いただけるよう内容を計画中です。詳細は決定次第、追記させていただきます。
【登壇者紹介】 ◆青山弘之氏 東京外国語大学教授 専門:現代東アラブ地域の政治、思想、歴史 著書:『シリア情勢:終わらない人道危機(岩波新書)』(岩波書店、2017年)他 「シリア・アラブの春顛末記(http://syriaarabspring.info/)」を運営
共催: シリア和平ネットワーク、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
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