ニューヨークのハーレムが舞台。ハーレムのユダヤ人街で血なまぐさい抗争を続けるマウマウ団と ビショップ団という実在の少年犯罪グループの中に、一人の田舎の牧師が飛び込んできます。 彼はデビッド・ウイルカーソン。何とかしてそこにいる少年たちに、彼らが神様に愛されていることを 伝えようとして、勇気をふりしぼって近づいていきます。おどされ、どなられ、車を壊され、お金を取ら れ、殺されそうになって、「私はこわい」と言いながらも、祈って出て行くのです。そのうち協力してくれ る教会ができ、ニューヨーク警察の警部も手を貸してくるようになります。また少年たちが彼の握手に 応じるようになります。しかし、ニッキー・クルツだけは、狂ったようにこの牧師を憎んでいました。憎ま れれば憎まれるほど、牧師は愛します。「僕を殺してもいい。それでも神様は君を愛してる!」
Back