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<反米の世界史>—切手が語るアメリカ拡大の歴史—

開催日 11月1日 -
時間 10:00 - 16:30 (入場は16:00まで)
会場 明治学院大学白金校舎 インブリー館1階(国指定重要文化財)
主催 明治学院大学芸術学科・図書館  
後援 (株)講談社現代新書出版部・切手の博物館
詳細 19世紀の末から現在に至るまで、米国は政治・経済・文化のあらゆる領域において世界的な影響力を拡大していきましたが、その必然的な副作用として、彼らは世界各地でさまざまな摩擦にさらされてきました。

その意味では、「米国の世紀」と呼ばれた20世紀を「反米の世紀」と�み替えることも可能なはずです。
反米国家というと、米国が「悪の枢軸」と名指しした北朝鮮やイラン、(フセイン政権下の)イラクを思い浮かべる人が多いと思いますが、歴史をさかのぼれば、ベトナムやキューバ、ソ連など、さまざまな国々の名前があがってきます。そして、われらがニッポンも、いまから60年前は「鬼畜米英」のスローガンが街角にあふれる、立派な反米国家でした。

今年6月から本学芸術学科で教えている内藤陽介氏の著書『反米の世界史』(講談社現代新書)は、反米国家の側から見たアメリカの歴史を、切手という小窓を通して眺めたものですが、今回の展覧会では、同書で図版として用いた切手や郵便物の実物を展示します。

敗戦直前の日本で発行された「敵国降伏」の文字が入った切手や、北ベトナムの発行した米軍機撃墜記念の切手、米国大使館占拠事件を記念するイランの切手や米軍の劣化ウラン弾の犠牲となった子供を大きく取り上げたイラクの切手など、さまざまな切手が織り成す歴史絵巻を通じて、従来とは異なった視点から米国を考えるための機会として、一人でも多くの方にご覧いただけると幸いです。
出品者・内藤陽介
1967年東京都生。東京大学文学部卒業。郵便学者・(財)切手の博物館・副館長。切手を通じて国家と社会を読み解く“郵便学”の提唱者。明治学院大学文学部で「文化史」を担当

内藤陽介氏Webサイト
http://yosuke-naito.ameblo.jp

お問い合わせ先

学長室広報 03-5421-5165
図書館   03-5421-5222

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