2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、世界の注目が日本や東京に集まる中、今われわれの社会では“内”と“外”への国際化が勢いを増して進行しています。また、東日本大震災の甚大なる被害からの復興もいまだ途上であるだけでなく、原発事故に伴う諸問題や、気象変動に伴う自然災害の大規模化や広域化、テロや紛争の国際的な拡散、そして先進諸国における少子高齢化など、われわれの社会が対応し乗り越えていかなければならない新たな課題がたくさんあります。
国家や国際機関、そして民間企業などが取組むだけでは問題解決のための枠組みに限界が到来しつつある中、NPOやNGOといった非営利機関や市民団体、そしてボランティア・ネットワークや大学を始めとする学術ネットワークのような“第三の組織”が果たす役割や貢献に期待が向けられています。企業組織のマネジメントを研究するために誕生した経営学ですが、21世紀においてはこのような“第三の組織”にも分析や考察の対象を広げ、社会の問題を新たな視点や枠組みで解決していくために貢献していくことが求められています。
今回の講座では、日本赤十字社や城南信用金庫といった社会貢献の志をベースに据える組織の経営者や、社会と経営の関わりを考える研究者などが講師を担当し、みなさんと「ともに生きる社会の経営学」について考えたいと思います。
講日 | 講演テーマ | 講演者 | |
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第1回 | 10月6日(火) 18:45-20:30 |
「赤十字の窓から見た社会と世界」 −人道機関が果たしてきた役割、これからの可能性− |
大塚義治(日本赤十字社副社長) |
第2回 | 10月9日(金) 18:45-20:15 |
地域ブランド作りとマーケティングの新展開」 −2020年オリンピック・パラリンピックに向けた国際都市東京のマーケティング− |
池尾恭一(明治学院大学経済学部教授) |
第3回 | 10月13日(火) 18:45-20:15 |
「利益か、社会貢献か」 −コミュニティのために尽くす“協同組合”の再考と再興− |
吉原毅(城南信用金庫相談役・前理事長) |
第4回 | 10月16日(金) 18:45-20:15 |
「公益(法令遵守)と私益(企業競争力)の両立に向けて」 −内部告発者の不当処遇問題を題材に− |
加賀山茂(明治学院大学法学部教授) 丸山正博(明治学院大学経済学部教授) |
第5回 | 10月20日(火) 18:45-20:15 |
「グローバルな企業市民として生きるということ」 −“グローバル”が日本企業と日本人に新たに求めるものは何か− |
平手晴彦(武田薬品工業㈱コーポレートオフィサー) 半田純一(経営コンサルタント、前武田薬品工業㈱コーポレートオフィサー人事部長) |
第6回 | 10月23日(金) 18:45-20:30 |
「ともに生きる社会における経営学の課題と可能性」 −世界市民の視点からのマネジメント− |
堀乙彦(日本赤十字社国際部長) 森田正隆(明治学院大学経済学部教授) |
開講時間 | 18時45分-20時15分 ※第1回と第6回は、開講式および閉講式を行うため、終了時間が15分繰り下がり20:30となります。 |
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募集対象 | 原則、港区内在住・在勤・在学の方 |
会場 | 明治学院大学 白金キャンパス 2号館2301教室 ※講座当日、構内へは自転車を含め車両乗り入れはできません。電車・バス等の公共交通機関をご利用ください。 |
募集人数 | 100名(申込先着順) |
受講料 | 2,500円(全6回) 開講初日、受付に現金でお支払いください。受講回数にかかわらず一律で申し受けます。なお、払戻しはできません。 |
申込手順 |
E-mail または往復はがきに、次の事項を明記して、総合企画室社会連携課までお申し込みください。 E-mailまたは往復はがきを確認次第、E-mailまたは復信はがきにて受講票をお送りします。 ※個人情報の取り扱いについて |
申込期間 | 2015年9月30日(水) 消印有効 ※定員超過の場合、期限内であっても受講をお断りすることがございます。あらかじめご承知おきください。 |
申込先 | E-mailの場合 : skoukai@mguad.meijigakuin.ac.jp 往復はがきの場合 : 〒108-8636 港区白金台1-2-37 明治学院大学 総合企画室社会連携課宛 |
パンフレット | パンフレット |
明治学院大学 総合企画室社会連携課
TEL 03-5421-5247
FAX 03-5421-5387
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