「2019年度明治学院大学みなと区民大学」が10月1日(火)に開講し、およそ80人の受講生が開講式と初回講義に臨みました。
今年度は、「日本近現代の作家と西洋」をテーマに宮沢賢治、芥川龍之介、瀧口修造などの作家を取り上げるもので、本学の言語文化研究所が企画しています。
初回講義に先立って行われた開講式では、共催である公益財団法人 港区スポーツふれあい文化健康財団の鈴木康司事務局次長に続き、本学の永野茂洋副学長が「人文系の学問が軽視される風潮の今こそ、言葉や思想・文化に触れる、このような機会を大切にしてほしい」と挨拶しました。
初回は、本学の畠山達フランス文学科准教授が「大手拓次とボードレール」と題して講義を行いました。「拓次らが詩作した『象徴詩』は、詩に表される言葉を理解しようとするものではなく、言葉の香りや色、音を感じるもの」「西洋からの影響を受けた近代化のひとつの流れでありながら、同時に反近代化を目指している」という解説には、多くの受講生が熱心に聞き入っている様子でした。
明治学院大学みなと区民大学「日本近現代の作家と西洋」は、10月17日(木)まで全6回が開催予定です。今後のスケジュールについては、下記のリンクにも詳細がありますので、受講ご希望の方は奮ってご参加ください。(※受講料は全6回で2,500円となります。)
https://www.meijigakuin.ac.jp/extension/shirokane.html
お問い合せ:総合企画室 社会連携課 (℡ 03-5421-5247)