21世紀に入り、まもなく25年目になろうとしています。戦争と難民にまみれた20世紀を経て、新たにおとずれる世紀に平和の夢を託した人も少なくなかったでしょう。しかし、その願いに反し、私たちの眼前に広がる世界は、絶えざる暴力によって人々を絶望的なまでに引き裂いてしまったかのようです。 国際社会が分断を深めるにつれて、平和主義を標榜してきた日本にも不穏な戦争の影が広がっています。政治はもとより、テレビ・新聞、SNSなどを通して、好戦的なムードが私たちの日常に浸透しています。いやがおうにも、戦争というものを正面から見据えなくてはならない時なのかもしれません。 本講座では、戦争の歴史、戦争をもたらすもの、戦争を生きるということ、戦争を制御する力など、戦争に関わる諸側面を多角的に取り上げ、さまざまに思索をめぐらせます。戦争に備えるためではなく、平和を準備するために、平和研究に従事する本学の専門家に加え、歴史学者である南塚信吾氏、さらに戦争と人間の姿を鮮やかに描き出す、本学卒業生の小説家・逢坂冬馬氏をお迎えし、それぞれ縦横に語っていただきます。
11月16日(土)14:00~15:30 |
なぜ戦争をやめることができないのか:現代史から考える ▶ 南塚 信吾(千葉大学名誉教授) |
11月23日(土・祝)14:00~15:30 (講師2名による対談形式) |
「銃の後ろ」から見た戦争と平和 ▶ 逢坂 冬馬(小説家)× 戸谷 浩(明治学院大学国際平和研究所長・明治学院大学国際学部教授) |
11月30日(土)14:00~15:30 |
文学を「炭鉱のカナリア」にするために ▶ 篠崎 美生子 (明治学院大学教養教育センター教授) |
12月7日(土)14:00~15:30 |
戦争とどう向き合うのか:国際法の枠組みと人間 ▶ 東澤 靖 (明治学院大学法学部教授) |
【募集要項】
開講時間 | 全日 14時00分~15時30分 |
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募集対象 | 原則、港区に「在住」「在勤」「在学」いずれかの方 |
実施形態 | 対面開講(※明治学院大学白金キャンパス) |
募集人数 | 100名(申込先着順) |
受講料 | 2,000円(全4回) |
申込手順 | グーグルフォームもしくは、E-mailにてお申込みください。E-mailの場合は、件名に「2024みなと区民大学申込み」とご入力のうえ、 次の事項を明記してお申し込みください。 ①氏名(フリガナ) ②年代 ③住所(郵便番号) ④電話番号 ※日中連絡の取れる番号 送信いただいたメールアドレスに、「受講料振込方法」 「受講票(※当日の教室等の情報)」など必要事項をお送りいたします。 |
申込期間 | 2024年10月4日(金)~11月8日(金) |
申込先 | skoukai@mguad.meijigakuin.ac.jp |
その他 | ※個人情報の取り扱いについて 明治学院大学では、受講生の皆様の申込時における個人情報については、 「学校法人明治学院個人情報保護基本規程」に沿って厳重に管理いたします。 これらの個人情報は、明治学院大学の講座・セミナー等のご案内用としてのみ利用いたします。第三者には提供いたしません。 |
パンフレット | ![]() パンフレット (PDF / 664KB) |
明治学院大学 学長室社会連携課
〒108-8636 港区白金台1-2-37
MAIL: skoukai@mguad.meijigakuin.ac.jp
TEL: 03-5421-5247
受付時間 平日のみ9:30 - 12:00/12:45 - 16:00