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2025年3月10日

「AI・データサイエンス教育プログラム」セミナーを開催しました

2025年3月7日(金)、明治学院大学「AI・データサイエンス教育プログラム」セミナーをオンラインで開催し、約120名の方の参加がありました。

本学では、2023年度より明治学院共通科目としてAI・データサイエンス系科目を開講しました。2年目となる2024年度には、オンデマンド形式で多くのレベル別科目を提供し、「AI・データサイエンス入門」では約4,000人、「プログラミング入門」では約1,300人の履修者を集めました。

今回のセミナーでは「文系学部生への『AI・データサイエンス教育』導入~オンライン4000人への挑戦~」と題して、数千人規模の履修者に対する効果的な教育手法とその成果の共有、授業発プロジェクトの参加学生による成果発表、複数の学部等の教員が協力して実施するオムニバス形式の科目の利点と実践例、の3部構成で講演を行いました。

◆講演「文系学生を惹き込む工夫~ガイダンスからプログラミングの実践まで~」
 永田 毅(情報数理学部情報数理学科教授)  
 「AI・データサイエンス入門」の授業内で実際に出題されている問題を紹介しながら、文系学生を惹き込む工夫として、身近なテーマや興味を持ちやすい題材を取り上げることなどが紹介されました。

◆講演「授業発プロジェクトによる成果発表」
 ・時代ごとのアイドルの顔分析とバーチャルアイドルの生成
 ・生成AIを活用した顔表情からの表情コピーと感情マップ生成
 中村 明日香(心理学部心理学科4年 「AI・データサイエンス入門」内プロジェクト参加学生)
 2023年、2024年の日本顔学会大会で受賞した2つの研究についての紹介と、どのようにプロジェクトが始まったのか、履修者のグループでデータ収集作業を進める際の苦労などが話されました。

◆講演「オムニバス講義『AIと人間』――文系思考とAIの接点を求めて」
 湯沢 英彦(副学長 AI・データサイエンス教育実施委員会委員長 文学部フランス文学科教授)
 本科目の設置趣旨や授業で実際に出た学生のコメントを紹介し、文系学生が想定していた以上に当事者意識を持ってAIという題材を考えていることなどが話されました。

多くの履修者を集める教育プログラムに、参加者からは授業運営方法などへの質問が寄せられました。
「AI・データサイエンス教育プログラム」は、開始3年目となる2025年度に完成年度を迎え、レベル3として、より実践的な課題解決型の科目も開講されます。本学ではAI時代の新たな基礎知識として、今後もすべての学生が本プログラムを受講できる体制を整えていきます。

当日のイベントの詳細はこちらよりご覧ください。

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