
新入生歓迎会で先輩からOPENROOM(障がい児との交流を行う任意団体ボランティアサークル)の話を聞き、興味を持ったことが全ての始まりと語る大竹光波さん。そこからの3年間、OPENROOMでの幹部や代表を担い、サークルをまとめ上げつつ、さらには、ボランティアセンターとコラボレーションして、ボランティア・カフェや1 Day for Others(以下、1 Day)という1日社会貢献プログラムを企画・運営。多方面から、障がい児との交流に挑んできた大竹さんの取り組みや想いを伺いました。
大学に入り、新しいことにチャレンジしたいなと思っていた矢先、新入生歓迎会で先輩からOPENROOMの話を聞きました。ボランティアについては、高校までは、一日限りの清掃ボランティアなどに取り組んだことはありましたが、継続して活動したことはありませんでした。もともと子どもと関わることが好きだったため、ボランティアサークルをとおして子どもたちと関われることに魅力を感じ加入しました。
OPENROOMの活動内容は、対面やオンラインを通じて障がいのある子どもたちと交流をします。1年生として加わった私も、岐阜県の子どもたちとオンラインで毎月交流をしたり、地域のイベントに出店するなどのボランティアを経験し、人から喜んでもらったり楽しんでもらうことの嬉しさを知りました。
伝統のあるサークルですが、私が加入した頃は、部員数も少なく、廃部の危機でした。現在は地道な勧誘活動もあり、部員数も増え安定して運営できるようになりました。
※ボランティア・カフェとは
様々な社会課題やボランティアに関心のある学生と教職員が集い、ともに学び合い語り合う場です。 企画のきっかけは障がいを持つ方々の生き方を理解し、それを自分たちの学びとして深め、今後のボランティア活動に生かしたいと思ったからです。 いつもOPENROOMがお世話になっている方から、夢大使の瑞宝太鼓さんを紹介していただきました。何かひとつの物事に熱中し、それを人生の希望に位置づけて生きる方々に魅力を感じ、障がいのある方々の想いを発信されている瑞宝太鼓さんに是非、演奏に来ていただきたいと考え、OPENROOMの活動内容を説明するとともに、私たちの想いをお伝えし、開催いただけることとなりました。瑞宝太鼓さんと当日の内容について相談し、一方で、ボランティアセンターとともに学内での開催に向けた準備や告知を行っていきました。当日は、瑞宝太鼓さんに講演をしていただくとともに、「太鼓の生演奏」を披露していただきました。 この活動を通して、瑞宝太鼓のメンバーの方々がこれまでの人生の過程で、太鼓と出会うことによって前向きな気持ちを持つようになり、人生が変化したことが伝わりました。また、演奏技術ももちろん素晴らしかったですが、何より笑顔でとても楽しそうに演奏しているのが素敵で印象的でした。