SDGsなどの様々な社会的課題やボランティアに関心のある学生と教職員が集い、ともに学び合い語り合う場を提供しています。学外のNGOや卒業生、学生をゲストに招いての講演、ボランティア活動の紹介やワークショップなど、楽しい企画を募集しています。
猪瀬浩平教授(ボランティアセンター長補佐・教養教育センター教授)より、大学でボランティアをすることの意義についてご挨拶をいただいた後、写真を見せながら、ボランティアセンターの施設やプログラム、利用の仕方等を紹介しました。後半は、5,6人のグループごとに交流会を行ない、自己紹介に合わせて、自粛生活の現状についての意見交換や、各自のボランティアの経験、これからしてみたいことなどを自由にトークしました。
参加者の声(アンケートより)
・(ボラセンの紹介について)紙だけでは分からなった様子が伝わって行きたくなった。大学では学生が自主的にボランティアを企画できるのだと分かった。
・他学科の人と交流ができて友だちができたのが嬉しい。もっと時間が欲しかった。
「ボランティアファンド学生チャレンジ」に取り組んでいる上級生たちを中心に、学生団体(1.MGCloset、2.MGSeaturtle、3.Junko association、4.郡上踊りin戸塚学生実行委員会、5.吉里吉里)の活動紹介をしてもらいました。特に、現在のコロナ禍でオンラインを活用しながらどのような活動をしているのか、またできないでいるのか、その試行錯誤について話してもらいました。その後、4,5人のグループごとに交流し、上級生のボランティア活動のきっかけについて新入生が質問したり、外出や対人接触を控えつつ今できることを考えました。
参加者の声(アンケートより)
・先輩方のさまざまな活動の様子やコロナウィルスによる活動自粛の影響と対策を聞くことができて良かった。どの活動も魅力的で、ボランティアの無限の可能性を改めて感じることができた。
・さまざまなボランティア活動を知れてよかったです。このようなボランティアもあるのか、と勉強になりました。
在宅期間によい本に出会い読書の習慣をつけることを目的に、2019年本屋大賞を受賞した『ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディみかこ著、新潮社)を紹介しました。同著は、英国に暮らす著者と息子を中心とする家族の日常を描いており、白人労働者階級と多文化な背景をもつ移民との衝突や、ジェンダーの多様性など、様々な社会課題を提起しています。その後、3人のコーディネーターが本のテーマに関する各自のエピソードを紹介しました。後半は、2つのグループに分かれ、本の感想やコーディネーターの話を聞いて思ったことを共有しました。
参加者の声(アンケートより)
・コーディネーターの話を聞いているだけでもたくさん考えられることが多かった。
・日本でも多様性が広がるなか、受け入れていく考えを持つことを実践していけたらと思いました。
・他の人とディスカッションする機会をいただけてよかった。自分とは違う経験を聞けてよかった。
・本は図書館で予約してあり、さらに読みたいと思いました。
コロナ禍の中で経済的に困窮する人やサポートなしには生活できない人もおり、ボランティアが求められている現場があります。第四回は「夏休み前スペシャル」として、紛争地での支援活動などを行ってきた日本国際ボランティアセンター元事務局長の長谷部貴俊さんをゲストに迎え、困難な状況でもリスクを負って長年ボランティアを続けてこられた理由を、その活動の経歴からお聞きしました。また、様々なボランティア活動に携わっている3人の在学生から、自分がなぜその活動を行っているのかを話してもらい、長谷部さんと対談しました。後半は、4,5人のグループで、長谷部さんや学生の話を聞いて思ったことや、自分はなぜボランティアをするのかについて語り合いました。最後にグループで出た意見を全体で共有しました。
詳細のレポートはこちら。
参加者の声(アンケートより)
・ボランティアは誰かのためを思ってすることだと思っていたけれど、自分も楽しむことがボランティアなのだと気づくことができました。ボランティア活動をしたいと思うけれどなにから始めればいいかわからないんですという話をグループトークで話した時に、「この回に参加していることで一歩踏み出しているよ」という言葉をかけてもらえたのがとても嬉しかったし、参加してよかったなと思えました。
・長谷部さんの率直なお話を聞くことが出来てよかったです。また、様々な分野で活躍している同世代の学生のお話を聞けたことはとても刺激になりました。グループトークでは、ボランティアに関して興味を持っている学生と話せたことによって〝ボランティア〟に関して共に考えられたことが純粋に楽しかったし、自分自身もアウトプットする機会になったと思います。