コラム「キャンパスCLINIC」

からだの冬支度

白金通信2005年12月号

空がグレイに染まって、風がつめたくなって、身が引き締まるこの感覚。
今年も冬を実感しています。2005年もあとわずかとなりましたね。
皆様からだの冬支度はもうお済みですか。
からだも四季を感じていて全てと調和しようと働いています。
冬のからだは春に向うための準備期間。
冬の時期は寒さから身を守るために少しは動物性のものをとっても大丈夫です。
ただ日頃から食べている方はどうぞ気をつけてくださいね。

この冬、心身ともにポカポカに健康体質に近づけるように、冷えのお話に触れていきたいと思います。
からだ全体が冷える、手足だけが冷える、上半身がのぼせて下半身が冷えるなど、これら全ては、「冷え性」です。
ほてりやのぼせも冷えの前兆です。
冷え性の正体は、血行障害と言われています。
血液の循環が滞り、からだの全体に血液がスムーズに行き渡らない状態です。
かつては女性特有の症状と言われていましたが、生活環境の変化により、最近は男性や子供にも増えています。
冷えの原因を幾つか挙げますと
①物理的に寒い環境にいる。
②からだが熱をつくることが出来ない状態である。
   例えば、偏った食生活や極端なダイエット。
③血液循環が悪い。
   要因として貧血や低血圧、運動不足、喫煙。
④体温調整がうまく働かない状態である。
   過剰な冷・暖房、卵胞ホルモンの分泌低下、自律神経のバランスが崩れている、ストレスなど…。
挙げると多種多様な原因がありますね。
手軽な解消法はお風呂です。入浴はからだの隅々まで血液が循環します。
足浴も効果的です。
足浴の仕方は洗面器に熱めのお湯をはり椅子に座って、くるぶしから下をお湯につけます。
足を温めるだけで全身がポカポカしてきます。
額にじわじわっ…と、汗が出てきたら、全身の血液循環が良くなった証拠です。
そして食養生について、からだを温める食べ物代表選手たちをご紹介します。
からだを温める食べ物とは、物理的にあたたかく、塩気、苦味、渋みがあり、寒い地方でとれるものです。
長芋、ごぼう、薩摩芋などの根菜類や寒冷地や冬に収穫される玉葱、にんじん、南瓜などを積極的にとることをお勧めします。
逆にからだを冷やす食べ物とは、物理的に冷たく砂糖(糖質)を多く含んで暖かい地方でとれるものです。
キュウリ、レタス、トマトなどの生野菜や南国でとれるフルーツはからだを冷やします。
そしてエアコンの暖房は空気が乾燥し風邪を引きやすくなるので加湿を行い快適な環境を作りましょう。
最近、運動不足と感じる方、足は第二の心臓といわれ、からだの血液循環に関係します。
歩くと筋肉の力で足に溜まった血液が心臓に返っていきます。
運動不足の改善に階段を利用してみませんか。
下り階段も平地を歩くエネルギーの約20倍のエネルギーを使うといわれています。

12月、1月は、イベントが沢山あり、生活が不規則になりやすい時期。
これらのことを上手く取り入れると良いですね。



保健師 松本理恵