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コラム「キャンパスCLINIC」

“セクシュアル・コンセント”を知っていますか?

白金通信2019夏号

夏にはさまざまなイベントや出会いがあったり、親密な関係に発展することもあるかと思います。それはすてきなことですが、
例えば性的な接触などの場面において「イヤなおもい」をしてしまう、させてしまう危険性もあります。今回は、人と親密な
関係に発展していく際に、前提として知っておいていただきたいことをお伝えします。

“ セクシュアル・コンセント”とは
 セクシュアル・コンセントとは、「全ての性的な行為において確認されるべき同意のこと」を意味します。性的な行為への
参加には、お互いの「したい」という積極的な意思表示があることが大切です。なぜなら、性的な行為は相手の体だけでなく
心にも触れるため、深い喜びを感じることができる反面、不本意な接触によって深く傷いてしまう(傷つけてしまう)こともあ
るからです。そのため、性的な行為への参加には、お互いの意思を確認・尊重することが重要になります。
動画でも性的同意の確認について紹介しています。
[閲覧方法]YouTubeで「同意紅茶」で検索。タイトル:“Consent-it’s simple as tea(日本語版)”

したいこと、されたいことを自分で決めよう!
 性的な行為への参加に際して、自分の気持ちや考えに反した意思表示をしてしまうことはありませんか?「いつ」「誰と」
「どのように」性的な関わりを持つかは自分で決めることです。性的な関わりが「NO」であることと、自分にとって相手の
存在が「NO」であることは違います。
 性的な関わりについて、相手に「YES・NO」だけを伝えるのではなく、自分の気持ちや状態を言葉にして伝えてみてください。
自分を大切に思ってくれている相手であれば、あなたの気持ちを理解してくれるはずです。一方で、相手の意思を確認する時には、
相手が自己決定できるよう配慮し、断りにくい雰囲気や圧力をかけていないか気を配りましょう。
 また、1つの行為への同意は他の行為への同意を意味しないことも覚えておきましょう。
 泥酔時や睡眠時など適切に判断できない状態では、意思を確認しても意味がありません。そのような時には、性的な関わりを
持つことを避けましょう。
 人と親密な関係を築くことはとても大切です。自分はもちろんのこと、相手のことも大切にしながら関係を深められると良いですね。

芥川 愛(保健師)