本学アメリカンフットボール部(以下、明学大)は1部BIG8 で1位に輝き、チャレンジマッチ(入替戦)の進出が決定しました。
12月17日(土)アミノバイタルフィールドで、1部TOP8 で8位の慶應義塾大学(以下、慶應大)と対戦しました。
この試合に勝利すると1部TOP8 に昇格が決まる大一番。
保証人会からは無料チケット配布が行われ、応援団や他のクラブの学生も駆けつけるなど、試合が始まると、明学大側スタンドは座席を探すのが困難なほど関係者で埋まりました。
第1クォーター、明学大のキックオフで試合が開始されました。
まず明学大は、慶應大の攻撃をしっかりと止め、いい流れで試合に入ります。
明学大は攻撃権を得ると、ランプレーで小刻みに前進しますが、途中、パスをインターセプトされ、攻撃権を失います。
これにより、慶應大は勢いづきますが、明学大ディフェンス陣が踏ん張ります。
自陣奥深くまで攻め込まれますが、主将の宮島選手のQBサックなどもあり、慶應大にタッチダウンは許さず、フィールドゴールキックの3点でしのぎました。明学大0-3慶應大
第2クォーター、反撃したい明学大は、ランプレーを中心に小刻みに前進を続け、敵陣19ヤード地点まで攻め込みます。
ここで4thダウン、フィールドゴールトライ。このキックを確実に決め、明学大は同点に追いつきます。明学大3-3慶應大
対する慶應大も明学大陣地に攻め込んできますが、明学大はタッチダウンパスをカットするなど、ゴールラインを死守します。
慶應大に2回のフィールドゴールキックのチャンスを与えてしまいますが、明学大ディフェンスラインが果敢なチャージをみせ、キックをさせないなど、明学大は得点を許しません。
試合は同点で前半戦を折り返します。明学大3-3慶應大
ハーフタイムには、チアリーディング部によるハーフタイムショーが行われ、会場を盛り上げます。明学大への追い風が期待されます。
すると、後半戦の第3クォーター開始早々、明学大は橋本選手が左へ展開し、フィールドを一気に駆け抜け、タッチダウン。
明学大、勝ち越しに成功します。明学大10-3慶應大
これに対して、TOP8の慶應大も牙をむいてきます。
前半戦はエンドゾーンを守り切った明学大ディフェンス陣でしたが、慶應大に次第に攻略され、残り7:16でタッチダウンを許し、同点に追いつかれます。明学大10-10慶應大
取られたら取り返したい明学大は攻め手を欠いて、敵陣への侵入には至りませんでしたが、ナイスパントで、ボールを慶應大陣地13ヤード地点まで戻します。
ここから慶應大が徐々に陣地を回復させ、明学大陣地29ヤード地点までボールを運ばれたところで、第3クォーターが終了します。
最終、勝負の第4クォーター。
明学大陣地29ヤード地点からの慶應大の攻撃で開始されますが、明学大は、慶應大の攻撃を3回防ぎきり、慶應大は次善の策としてフィールドゴールキックを選択。
これを決められ、リードを奪われますが、明学大は失点を最小限に食い止めました。明学大10-13慶應大
続く明学大の攻撃は、慶應大に防がれ、パントでボールを慶應大陣地16ヤードまで戻し、次の攻撃に賭けます。
しかし、明学大は慶應大にじわりじわりと前進され、エンドゾーンに迫られます。
最後は、エンドゾーン右隅ぎりぎりにタッチダウンパスを決められ、明学大、ダメ押しを許してしまいます。明学大10-19慶應大
残り時間は2:24。明学大オフェンス陣は、時計が止まるパス攻撃を仕掛けます。惜しいロングパスもありましたが通らず、明学大は4回の攻撃を終了。
続く慶應大の攻撃は、残り時間1:20からスタート。慶應大は時計が進むランプレー中心に攻撃を展開しますが、明学大はタイムアウトを使って時計を止め、最後まで逆転を狙います。
慶應大の4回の攻撃をしのき、残り14秒で明学大は攻撃権を獲得。
明学大はあきらめずに攻撃を続けますが、ついにタイムアップ。明学大、惜しくも敗戦となりました。明学大10-19慶應大
昇格はなりませんでしたが、BIG8での全勝、TOP8チームとの互角の戦いは見事でした。
2020年度にBIG8 5位、昨年度は3位、今年度は1位の活躍に、スタンドは満席となり、本学に一体感を生み出しているアメリカンフットボール部セインツ。
1部TOP8昇格への道は、2023年度のチームが引き継ぎます。