本学ラグビー部(以下、明学大)は、12月10日(土)熊谷ラグビー場Aグラウンドで、青山学院大学(以下、青学大)と対戦しました。
対抗戦Bグループ準優勝の明学大は、この試合に勝利すると対抗戦Aグループに昇格します。
この試合では、保証人会からの援助により、無料チケットの配布、バスツアーが行われるなど、多くの本学関係者が現地にかけつけました。
前半は黄色のユニフォーム、明学大のキックオフでスタートします。
序盤の攻防で、青学大のオフサイドで、明学大は好位置でペナルティキックのチャンスを得ます。
ここで明学大はゴールキックを選択。10番後藤選手が確実に決め、前半6分、明学大が先制し、明学大側スタンドが大いに沸きます。明学大3-0青学大
先手をとった明学大は、決死のディフェンスをみせます。しかし青学大もキックパスを駆使するなど、フィールドを広く使い、明学大ゴールライン前の攻防に持ち込んできます。
前半14分、最後は青学大にスクラムで押し込まれ、明学大は逆転を許してしまいます。明学大3-7青学大
反撃したい明学大は11番佐々木選手の絶妙なキックで、敵陣奥深くで明学大ラインアウトを獲得し、青学大ゴールラインに迫ります。
しかし、ペナルティをとられてしまい、青学大に逆襲されると、再び明学大ゴールライン前でのスクラム戦となります。
4年生フロントロー、1番小栗選手、2番中川選手、3番新谷選手が意地を見せ、今度は青学大を圧倒。ぐいぐいと押し返します。
ピンチ脱出、と思われましたが、青学大にうまくボールを出され、トライを奪われます。明学大3-14青学大
その後も青学大に追加点を許した明学大ですが、中央付近でペナルティキックのチャンスを得ると、10番後藤選手がロングキック。
これが見事に決まり、追い上げます。明学大6-21青学大
青学大に1トライを許したのち、前半終了間際の40分、明学大はまたもペナルティキックを得ると、中盤からのロングキック。これは惜しくも外れ、ここで前半終了。
青学大に巧みにかわされ、リードを許していますが、明学大は随所に好プレーを見せ、果敢にゴールを狙っており、後半戦の勝負が期待されます。明学大6-28青学大
後半は青学大のキックオフでスタートします。
序盤は激しい陣地争いで、一進一退の攻防が繰り広げられます。
しかし、明学大に危険なプレーがあったとして、1選手に10分間の一時退場が宣告されると、1人足りない明学大は次第に押され始め、青学大にリードを広げられます。
後半24分時点で明学大6-47青学大。
それでも選手は走り続け、観客席からは激励の拍手が幾度となく沸き起こります。
最終試合となる4年生選手も意地を見せます。
途中出場の18番岩崎誠之選手が気迫のタックルを見せれば、スクラムから出されたボールを主将の高橋選手がキープし、青学大のゴールラインを駆け抜け、ついにトライ。
明学大スタンドも大いに盛り上がります。明学大13-61青学大
ロスタイム5分の発表があり、もう1トライ、2トライを目指し、意気込む明学大は、青学大の一瞬のスキをつき、ボールを奪い、中盤まで走り込むなど、最後まで攻め続けますが、ここでノーサイド。
明学大、入替戦に敗れ、対抗戦Aグループへの昇格は来年度以降に持ち越しとなりました。
明学大13-61青学大
試合終了後、観客席からは、両大学選手に惜しみない拍手が送られました。
また、「青学大は強かったが、点差ほど、明学大との差はなかったと思う」など、引退する4年生への賛辞、3年生以下の選手たちへの激励の声が聴かれました。
本学ラグビー部の再挑戦がスタートします。ご期待ください。