教育発達学科

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教育発達学科では、心理学、教育学(初等教育)、障害科学の3領域を融合した「教育発達学」の学びを通して、子どものこころと発達をめぐる問題の解決の道を探究します。そして、学齢期における子どものこころを理解し、こころの成長を支援できる教員、今日の学校教育における課題解決に取り組むことのできる人材育成を目指します。

教育発達学科の特徴

現代の子どものこころをめぐる問題の解決には、子どもの発達を深く理解しながら生活全般を視野に入れ包括的にアプローチしていくことが求められます。一般に、心理学を基盤として教育に関わるというとスクールカウンセラーを想像しがちですが、スクールカウンセラーは、どちらかといえば、子どもたちがつまずいた後の支援が中心になりがち。教育発達学科では、子どもたちが教育場面で不適応を起こさないために、どのように教えるのか、子どものストレスを理解して、成長を促す支援を追究します。

2年次からは、進路に合わせて3つのコースを用意

1年次は子ども理解の基盤となる学びが中心。2年次からは専門性や進路に応じた履修コース「児童発達コース」「特別支援コース」「国際教育コース」から1つ選択。教育現場で求められる多様な支援の在り方に対応する力を身につけ、進路を多彩に広げます。

クラスアドバイザーやゼミ教員が親身にサポート

1・2年次は、およそ10人に1人の割合で専任教員がクラスアドバイザーを担当。学習や進路などの相談に対応しています。また、3年次からは少人数のゼミに分かれ、担当教員の指導のもとでアカデミックなテーマに取り組みます。

心理臨床センターで障害児の発達支援の基礎を学ぶ

3・4年次には教員の指導のもと、学生がチームを組み、特別な支援を必要としている子どもたちの支援活動を実践。子どものニーズや実態を把握し、支援計画に基づき記録と評価を繰り返すことで、基礎的な力を培います。

1年間、週1日、横浜市立小学校で体験活動

2年次には、全ての学生が小学校での学習アシスタントとして、一日を通して教育現場での体験活動を行います。1年間、同じ子どもたちと接することで、子どもたちの成長を実感。現場での課題は、学校に持ち帰りみんなで討論し自分なりの答えを探します。

4年間の流れ

※1 小学校教諭一種免許状とあわせて取得する必要があります。
※2 他学科聴講による副免許。各学年5~10名程度、選考あり。
※3 国際教育コース以外の学生でも、各コースで指示された科目の履修を満たしたうえで、所定の科目を履修すれば取得することも可能です。

カリキュラム

※年次は、当該科目を履修できる最低年次を表します。
※ヘボン・キャリアデザイン・プログラムについてはこちらをご覧ください。
※2016年度予定カリキュラムです。実際のカリキュラム・科目名は変更の可能性があります。
※コース毎に特徴的な科目を記載しています。一部の科目を除き、時間割が許せば他のコースの科目も履修可能です。
※他のコースの科目でも選択必修に指定されている科目があります。
※ 2015年度より社会教育主事任用資格の取得が可能になりました。
※中学校教諭二種免許状(英語)は他学科履修によって取得できます(選抜あり)。
※特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)の取得には、小学校教諭一種免許状を併せて取得する必要があります。

主な科目紹介

教育発達学概論A・B

講義、レポート作成、グループ討論、発表、小学校・幼稚園・特別支援学校の見学を通じて、教育発達学とはどのような学問なのか学びます。

国語

国語を教えるうえで重要な知識や能力を体系的に学びます。大学で理論的な知見を学ぶことで、「教師=教える専門家」としての力量形成をはかります。

障害児教育相談とアセスメント

障害児とその家族を対象とした教育相談の基礎的知識を学び、相談活動における倫理、家族の心情への配慮、対象児のアセスメントについて学習します。

多文化教育

グローバル化が進むなかで求められている共生の視点から、多文化教育の理論と実践、多文化社会における学校づくり・まちづくりについて学びます。

主な卒業論文テーマ

  • 学習に困難を抱える生徒への英単語指導方法の事例的検討―ワーキングメモリに着目した精緻化リハーサルを取り入れた学習支援―
  • 小学校通常の学級に在籍する自閉症スペクトラム障害児の班活動での困難―学級担任による視点から―
  • 療育機関における保護者との連絡帳の活用実態について
  • 「子どもの貧困」と学習支援に関する研究―学校現場でできる貧困児童に対する学習支援―
  • 説明文教材におけるPISA型読解力の育成―小学校第5学年教材「天気を予想する」を通して
  • 小学校体育授業におけるコーディネーション運動導入の検討―鉄棒運動における補助的な運動としての有効性を探る―
  • 子どもの発達に伴う色彩嗜好の変化に関する研究
  • フランス近代音楽におけるフルート作品の研究と演奏―クロード・ドビュッシーとフィリップ・ゴーベールを通して―
  • 児童がつまずきを見せる算数についての検討―算数障害の研究にもとづいて―
  • 家族レジリエンスと両親の養育態度、文化的自己観との関連について

私の学び


松本 美里 (MATSUMOTO, Misato)
教育発達学科 4年次
東京都 明治学院高等学校出身

教育学と心理学の両方を学習できる

小学生の時、担任の先生に支えてもらった経験から、教員になることを夢見てきました。明治学院大学の教育発達学科では、教育学はもちろん、人間のこころに着目する心理学、障害のある子どもの特性や支援を学ぶ障害科学も学習することができます。また、2年次には、実際に横浜市の小学校で年間を通して子どもたちと触れ合い、現場を体験できる点も魅力でした。

教員を目指す仲間と高め合える学び

この学科では、授業で学んだことを体験活動や実習などで実践し、その成果や反省を大学に持ち帰り、学生同士で意見交換できる機会が多くあります。同じ目標を持つ仲間や先生とのディスカッションはとても刺激的で、お互いを高め合うことのできる貴重な機会となっています。

念願の小学校の教員に

3年次からのゼミでは、児童一人ひとりに合わせた社会科・生活科の指導法を、模擬授業などを交えて実践的に学んできました。横浜市で小学校教員として働くことが決まり、大学で学んだ心理学を活かして、子どものこころに寄り添うことのできる教員を目指したいと考えています。

履修モデル(1年次秋学期)

卒業後の進路

本学科では①小学校教諭一種免許状、②幼稚園教諭一種免許状、③小学校教諭一種免許状+幼稚園教諭一種免許状、④小学校教諭一種免許状+特別支援学校教諭一種免許状を取得することができます。さらに、学校図書館司書教諭の資格や社会教育主事任用資格、社会福祉主事任用資格も取得することができます。それらを活かして、学校教育、療育などを中心にさまざまな分野に進んでいます。

主な就職先(2013~2015年度)

神奈川県教育委員会/千葉県教育委員会/川崎市教育委員会/相模原市教育委員会/栃木県教育委員会/横浜市教育委員会/東京都教育委員会/埼玉県教育委員会/岡村学園/専修幼稚園/高津幼稚園/ベネッセコーポレーション/チモロ/みずほフィナンシャルグループ/ゆうちょ銀行/三井住友銀行/千葉銀行/三菱UFJ代行ビジネス/芝信用金庫/第一生命保険/東京海上日動火災保険/明治安田生命保険/クレディセゾン/横浜市役所/法務省/警視庁/パラマウントベッド/ロイヤルホールディングス/高見/ウイングル/パイロットコーポレーション/ノバルティスファーマ/ユアサ商事/東日本電信電話/フルラジャパン/ヴァンドームヤマダ/アサヒビール/エバラ食品工業/高砂熱学工業/日本郵便
2016年3月7日現在

※2014年度より、キャリアセンター教育キャリア支援課主催の「保育士資格取得対策講座」が開講されています。
※小学校教諭一種免許状を取得する場合は、副免許として「中学校教諭二種免許状(英語)」を取得することもできます(人数制限、選抜あり)。

入学試験制度一覧

入学案内 (入試情報)にてご確認ください。