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学び

デンマークの教育シンポジウム

2017年は、日本とデンマークが外交関係を樹立して150年の年でした。これを機にデンマークの生涯学習に関係する人が集まり、12月10日に本学白金キャンパスにて一般公開シンポジウムを開催しました。

デンマークにはすべての人を対象にした多様な学びの場があります。当日は、デンマークのノンフォーマル教育について幅広く知ることができるよう、8名のスピーカーが発表を行いました。

第1部では原義彦教授(秋田大学)が、大正期にデンマークのフォルケホイスコーレ(※)が日本に紹介された経緯を話してくださいました。続いて矢野拓洋研究員(首都大学東京)が、小山亜里沙さん(西ノ島フォルケホイスコーレ実行委員会代表)、小林味愛さん(国見ホイスコーレ代表、株式会社陽と人代表)とともに、若い世代による日本での実践事例を紹介、会場に集まった約100名の方々と意見交換をしました。

第2部では、私が通学制国民高等学校について、そして原田亜紀子教諭(慶應義塾高校)が若者の政治参加についてそれぞれ報告しました。その後、佐藤裕紀助教(新潟医療福祉大学)が再チャレンジを支援する生産学校について、そして和気尚美助教(三重大学)が移民・難民の多様な学びを支える公共図書館について詳しく報告してくださいました。

デンマークの社会や教育に関心を寄せる熱心な方々とともに、日本の未来についても語り合うことのできた貴重な機会となりました。

※国民高等学校。成人を対象とした生涯学習機関。

坂口緑(社会学部教授)


第2部では4講演が行われました。左端が坂口先生。


会場では参加者によるディスカッションも活発に行われました。

 

白金通信2018年4月号(No.494) 掲載