【ボランティアセンター】設立20周年を迎えて
本学は創設者ヘボン博士が生涯貫いた精神“Do for Others(他者への貢献)” を教育の理念としています。
ボランティアセンターは、1995年の阪神・淡路大震災発生時に、自発的な救援活動のために本学の多くの学生が被災地に向かったことがきっかけとなり誕生し、その後20年間にわたりさまざまなボランティア活動を展開してきました。それは、学生達がボランティア活動を通じて他者への貢献を考える姿勢そのものが、本学の理念“Do for Others”に深く根差したものであったからであると考えられます。
しかしまた、ボランティアとは、プログラム化された無償奉仕活動への参加だけを指すものではありません。あらゆる職業、研究・勉学、日常生活にボランティア・スピリッツの要素は存在します。そして、社会生活の多様な場面で他者への貢献を考えることのできる人材育成こそ、本学の教育理念です。
ボランティアセンター開設20周年を迎え、この点をより明確に示すために、また、“Do for Others”を具現化するために、大学内外のあらゆる関係者が「他者への貢献」にむけて情報を交換し、交流し、考える場を提供していくことが、これからのボランティアセンターが果たすべき役割と考えています。
ボランティアセンター長
杉山恵理子
10月20日(土) 横浜キャンパスで記念イベント「学生ボランティアフェス」を開催しました
[第1部]学生によるパネル展示&ブース出展
ボランティアセンター学生セクション、課外活動団体の学生がパネル展示し、活動地域の特産品を紹介。互いの活動を共有しました。
MGパール、手づくりしています
大槌特産、ほやジャーキーの試食も
[第2部]公開講座「みんなで生きる─賀川豊彦とボランティア─」
センター立ち上げのこと、そして明治学院の卒業生である賀川豊彦のキリスト教に根ざした精神が、センター設立にいかにつながったかについて、加山久夫名誉教授・初代ボランティアセンター長にお話しいただきました。
学生と地域の聴講者が参加
[第3部]トークセッション「ボランティアをしたら私はこうなった─ボランティアの光と影─」
○×クイズ形式で「ボランティアをなぜするのか」「ボランティア活動とは?」など討論。原点に還り、改めて大学ボランティアの意味を問い直す機会となりました。
みんな、どんな意見かな?
白金通信2018年12月号(No.497) 掲載