【学生広報委員がレポート】「租税法1」みんな初めてのオンライン授業。より快適にしていこう!
みんな初めてのオンライン授業。
より快適にしていこう!
学生広報委員 安藤智将
(法学部消費情報環境法学科4年生)
「租税法1」(渡辺充教授)
オンライン授業と聞いて、手軽さを感じた方も多いのではないでしょうか。しかしメリットばかりではないことが実感できるようになってきたのも事実です。
渡辺充先生の「租税法1」は動画のYouTube配信と、受講生による小テストとレポートの提出という双方向で展開されています。授業時間外にも視聴できるので復習がしやすいほか、時間を自由に使うことができ、就職活動との両立がしやすいのが非常に助かっています。また、渡辺先生はレポートに対してコメントや解説動画をくださるので、対面授業よりも学びが深まっているのではないかと感じることもあるほどです。
一方で、配信動画の音量、課題の量など、対面授業ではなかった不便もあります。わからない部分をその場で友人と共有することができないことも不便ですが、おかげでより真面目に取り組むようになりました。
学生はもちろん、先生も初めてのオンライン授業に学生の実情が伝わっていない部分もあるようです。質問や疑問がある場合は、manabaのスレッドやメールで意見を伝えて、より快適なオンライン授業を作っていきましょう。
『ポケット六法』はオンライン授業中も手放せません。
オンライン授業を受講する明学生へ!
教員からのメッセージ
まさかYouTubeで自分が授業を行うとは…
法学部教授 渡辺充
新型コロナウイルスの関係で、この4月から学部の授業、大学院の授業をYouTubeで配信しています。manabaの容量の関係から、90分の授業をどのようにするか途方に暮れておりましたが、YouTubeに動画を配信する方法があるとアドバイスを受け、まずは、授業ノートをパワーポイントにし、それに声をのせ、動画にして、YouTubeにあげるという方法をとりました。
“そんなこと私にできる?”ということで不安でしたが、とにかくオンラインの授業でも質を落とすことなく、かつ皆さんに理解してもらおうと、授業をする方も必死です。また、録音も最初はなかなか上手くいかず、受講生から“音が小さいです”と苦情が入り、ヘッドセットも高いものに2回買い換えて、録音のやり直しも何回かしました。
次に問題となったのは、授業の理解度を確かめる方法です。最初はレポートを課しましたが、意外と立派なレポートが多く、驚きました。ただ、毎回レポートにすると、“他の授業でもレポートが多くて限界です!”とゼミ生から声が上がり、3回目以降は、manabaの小テスト機能を使い、自動採点のテストを行うこととしました。理解度と出席を確認するための小テストですが、皆さん真面目に受けてくれて、お互いにとって非常に便利なツールです。
3か月前まで、まさか自分がYouTubeに動画配信をして授業を行うなど、夢にも思っておりませんでした。コロナ禍という最悪の事態から、強制的なオンライン授業となりましたが、大学はむしろこれを契機として教学改革を行い、今後は積極的にオンライン授業を位置づけ、対面授業と合わせて、次世代の授業形態を考えるべきだと思っています。皆さんも、どんどん進化して行きましょう!!