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オンライン授業

【学生広報委員がレポート】「心理学実験」実験も工夫してオンラインで進めています

 実験も工夫してオンラインで進めています  

学生広報委員 久保沙穂莉 
(心理学部心理学科2年生)

【受講中の授業】
「心理学実験」
(金城光教授、浅野昭祐講師、生駒忍講師、上田卓司講師、
高岡祥子講師、中島亮一講師、森口果優講師)

 

私が受けている「心理学実験」という授業では、心理学の研究方法である心理学実験について、複数の基礎的な実験の実施・参加を通じ、実施方法や実施にあたっての留意点、データ集計・分析方法、実験レポートのまとめ方について学習します。

通常は対面での授業で実験を行っていくのですが、オンライン形式での授業であるため、リアルタイムでZoom上に提示された実験を各自で行い、データをチャット機能で送信し、全員分のデータをまとめ、実験レポートを作成しています。また、実験レポートは通常のレポートとは異なるため、書き方等は同じクラスの学生同士でチャット機能を活用し討論を行い、先生もサポートしてくださいます。

実際にオンライン授業を受けてみて、やはりオンライン形式で間接的になるため、データの収集に時間がかかるといった不便に感じる点はありますが、Zoomで気軽にチャットを送ることができ、授業中に学生同士で協力し合えることや、先生に質問がしやすい環境であるということはこのオンライン授業の利点なのではないかと思います。

オンライン授業中の私のお気に入りアイテムは骨盤矯正クッションです。オンライン授業では椅子に座っている時間が長いと思いますが、良い姿勢を保つことで身体の負担を軽減することができるのでオススメです!


 

オンライン授業を受講する明学生へ!
教員からのメッセージ 
   

 
心理学部教授 金城光

本授業は心理学の必修授業で、心理学の根幹となる研究方法や論文の書き方を学ぶ上で極めて重要な授業です。実験実習という対面が最も重視される授業形態であるため、授業を始めるまでは授業がうまくいくのか正直なところとても心配していました。今回このようなコメントをいただき教員一同本当に嬉しく思います。受講生のPCの環境が異なるため、実験に必要な同一の環境でデータを収集する点は実現が難しいのですが、逆に対面以上に教員と学生との距離が近くなるというメリットがあることを我々教員も気がつくことができました。

オンライン学習は、物理的空間を共有して仲間と共に学ぶという平常クラスでは当たり前の共同学習の雰囲気がない個人の学習になるため、孤独を感じる、学習リズムがつかめない、複数の授業での課題の調整が難しい等の問題を感じていらっしゃる学生さんもいらっしゃると思います。しかし、高等教育の目的は将来にわたる自らの主体的な学びの基礎を確立することだと前向きに考えれば、今回の試練も今後の人生の糧になることは間違いありません。

残念ながら現在もコロナ禍は続き、従来のような完全な平常授業の形態にいつ戻れるのかわかりません。したがって、オンライン授業のメリットを活かし、学生の学びをサポートしていく工夫を、教員は今後も続けていきたいと思っています。そのためには学生のみなさんからのフィードバックが必要ですので、授業の良い点、改善点などがあれば都度教えてください。他方、学生のみなさんも「災い転じて福となす」の気概をもって学習に取り組み、この難局を一緒に乗り越えていきましょう。

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