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オンライン授業

【学生広報委員がレポート】「労働経済学」生活に即した丁寧な授業。集中して取り組んでいます

生活に即した丁寧な授業。集中して取り組んでいます 

 
学生広報委員 内田友唯(経済学部経済学科3年生)


【受講中の授業】
「労働経済学」(齋藤隆志教授)

 

今回私が紹介したい授業は、木曜3限の齋藤隆志先生の「労働経済学」です。「労働経済学」は特にミクロ経済学を多用していますが、私にとって、ミクロは苦戦する教科でした。なぜならば、大学生で初めて扱う分野だったため、ミクロ的考え方が得意ではないからです。ですが、齋藤先生は、ミクロ経済学を復習しながら扱ってくださいます。

「労働経済学」の授業で特に理解が深まったのは、消費財と余暇の組み合わせの効用関数をグラフで表す無差別曲線についてです。例えば、(1)余暇時間が少ないときは、余暇が貴重となり、消費財をたくさん犠牲にする。(2)余暇時間が多いときは、余暇は貴重ではなく消費財を少しだけ犠牲にする。(1)は、アルバイトのシフトをたくさん詰め込まれて余暇時間が少ないとヘトヘトに疲れ、1時間休んでいいと言われたら嬉しく1時間分の給料を犠牲にして良いと考えます。この時は、給料をよりも休暇が欲しいということになります。一方(2)は、今回の自粛期間のようにアルバイトが全然なくなった場合、余暇はこれ以上いらないから働きたいと考えます。その時、お金は少しだけしか犠牲にしたくないということになります。この二つは、一見難しく感じますが、齋藤先生はこのように、私たちの身の周りの生活で例えてくださるため理解がしやすいです。また、先生は、みんなの理解度をはかるため、Teamsでチャット機能、挙手ボタンを使用してくださっています。

今は他の授業もすべてオンライン授業のため、慣れずに不安もありますが、これまで普段は友達と授業中話してしまったりして集中できなかった講義も、家でやることで、一つのことに集中できるため、対面授業よりもメモを多く取ることができ、理解がより深まっていると感じています。


オンライン授業。こんな風に受講しています。


明学でもらったボールペンがお気に入りです。


 

オンライン授業を受講する明学生へ!
教員からのメッセージ 
 

 

経済学部教授 齋藤隆志 

経済学は積み上げ型の学問なので、1~2年生で入門・初級の「ミクロ経済学」等をしっかり勉強しておくことが重要です。「労働経済学」も、こうした科目とのつながりを意識してもらえるような授業を心がけています。経済学はとっつきにくいイメージもありますが、生活と密接に関連する部分も多いことを理解してくれたようで、大変うれしいです。

オンライン授業は対面授業と比べ、大人数講義の場合に受講生とのコミュニケーションがむしろスムーズになることは、大きな発見でした。オンラインの特性を生かした授業を提供し、皆さんに労働経済学の魅力をもっと知ってもらえるように努力を続けていきます。

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