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オンライン授業

【学生広報委員がレポート】「卒論ゼミナール」オンラインゼミで卒論に取り組んでいます

 オンラインゼミで卒論に取り組んでいます  

学生広報委員 浅田佑成 
(文学部芸術学科4年生) 

【受講中の授業】
「卒論ゼミナール」(和田ちはる准教授)

 

私が所属する和田ゼミでは、卒業論文を執筆するために各個人が興味に基づいたテーマで研究をしています。授業では進捗状況や調べてわかったことを一ヶ月に一回Zoomを利用して発表しています。私は「韓国のポップス音楽が日本などのアジアにとどまることなくヨーロッパ、アメリカと世界各地で人気を博すのはなぜか」について研究しています。昨年度から授業を共に受けてきたメンバーはクラシック音楽からポップス、洋楽などの幅広いテーマに取り組んでおり、他のメンバーの発表を聞くことも勉強になります。

実際オンラインゼミを受講してみて思うのは、卒論の醍醐味でもあろう議論を交わすことが難しいなということです。Zoomでは複数の発言が重なることは望ましくないためスムーズな議論を行うのは困難だからです。またオンラインでは皆にちょっとした工夫が必要です。具体的には、発表者の発表を妨げないように、音声を発表者以外ミュートにする対策をとっています。和田先生が工夫してくださるmanabaの特徴は二つあります。一つ目は、卒業論文の進め方、海外文献の探し方などの動画です。二つ目は、オンラインでは他メンバーの状況を把握することが難しいため、manaba上で各々が進捗状況を報告し、可視化することです。これがモチベーションの維持につながります。

研究を進める上で、重要な先行研究を調べる際は、オンラインで論文を読むことが今の時代は可能であり、重宝しています。具体的に私はCiNii ArticlesやAcademic Search Completeなど国内、海外の論文検索ツールをよく利用しています。今までとは違う状況で難しい面もありますが、この状況は新たな変革の機会であるとプラスに捉えて、日々楽しんでいます。


 

オンライン授業を受講する明学生へ!
教員からのメッセージ 
 

 

文学部准教授 和田ちはる 

オンラインでの授業は、学生の皆さんにとってだけでなく、多くの教員にとっても想定外の事態でした。オンラインでもできる科目も、それには向いていない科目もありますから、「なんかしっくりこないな」と思っている人も多いかもしれません。

でも、いつもと違うからこそ気づくこともあります。大学でもそのほかの場所でも、多くの人々が試行錯誤をしながら最善策を模索しています。この経験はきっとプラスになるはずだと思って頑張りましょう。

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