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ボランティア

東日本大震災から10年。学生たちの活動を振り返る

東日本大震災から10年の歳月が経過しました。この未曽有の災害に、春休み中でありながらも被災者の力になりたいとボランティアセンターへ集まった学生が一つになり、中止された卒業式当日に両キャンパスで募金活動を行いました。また行政や教職員ネットワークを通じて届けられた被災地域からの支援要請に対し、活動拠点を確保したうえで4月上旬より岩手、宮城県内の複数の地域で教職員・学生による支援活動を始めました。

岩手県大槌町とは2012年3月に「連携協定に関する基本協定書」を締結。この協定は今年度より第4期目となります。同陸前高田市と宮城県気仙沼市では大学間ネットワーク・企業・NPO団体との連携活動をきっかけに本学独自の支援活動が生まれました。活動のノウハウは熊本地震や伊豆大島台風災害にも生かされました。支援活動に関わった学生はこの10年で延べ2000人を超え、活動を通じて成長し、巣立っていった学生を数多く見てきました。支援活動は学びの場でもありました。

復興が進みニーズの変化とともに活動内容も変わりましたが、地域との絆は変わるものではありません。今後も多くの学生によって築かれた活動の証を後世に伝えていきたいと思います。

ボランティアセンター次長
波多野 洋行


「真剣に会議に参加する学生たち」
震災発生直後、ボラセンに集う学生教職員有志
現地の惨状を報道で知り、ボラセンに多くの学生が集結。募金活動の準備を始めました。


学生たちが現地に向かい、小学校再開活動に参加
被災した大槌北小学校が、吉里吉里小学校(当時)で学校を再開することに。学生たちはその準備のために、大槌北小学校から机や椅子を搬出しました。


「文化を絶やしたくないと奮闘しました!」
方言辞典やカルタを活用した文化の継承
津波に流された『吉里吉里語辞典』の復刻に向けて、大槌町で高齢者から聞き取り活動。


「生徒それぞれに合った対応を心がけました」
「学習支援」「わんぱく広場」で生まれた絆
大槌町で、狭い仮設住宅で勉強もままならない子どもに対して学習の場、遊びの場を提供。心のケアにもなりました。


気仙沼大島での活動の一部は他団体と協働で
気仙沼大島の再生に向けた観光椿園を準備。他大学、社会人団体と一緒に作業をしました。


「お互い元気に再会できて嬉しかったです」
陸前高田での学びを台風災害支援で活用
陸前高田で防災について学んだ子どもと学生が、伊豆大島台風災害支援活動で偶然再会したこともありました。

白金通信2021年春号(No.506)掲載