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ボランティア

「オール明治学院」で取り組む! タイ・YMCAパヤオセンターとのボランティア実践プログラム

パヤオはタイ北部の町で、ここに人権が守られない状況にあって保護された子どもたちが暮らす「バンコクYMCAパヤオセンター」があります。

キリスト教教育の一環として、オール明治学院(大学、高校、東村山高校・中学校)の学生・生徒・教職員が、貧困、人身売買などの子どもをめぐる社会課題について共に学び、パヤオセンターの子どもたちと交流する中で、自分たちにできることを考え、力を合わせて行動する「パヤオプロジェクト」を実践しています。

現地の社会的ニーズに応え得るプロジェクトとなるように、参加者は一年間を通して事前学習と事後学習を行い、帰国後、自分たちの学校で、現地プログラムに参加していない学生・生徒に体験を伝える役割を担い、次年度に「つなぐ」プログラムともしていくことが期待されています。

新型コロナウイルス感染症拡大のため、2021年度は現地には行かず、オンライン交流などの国内プログラムを行います。


「地域に伝わる踊りを披露してくれました」
(2019年夏視察訪問時)


スタッフ・子どもたちと記念撮影
(2019年夏視察訪問時)


「子どもたちから遊びを教えてもらいました」
(2019年夏視察訪問時)


「すぐに打ち解けました!」
パヤオセンターの子どもたちとスポーツ交流
(2019年夏視察訪問時)

学生同士・子どもたちとの交流が大きな学びに

曽武川 道子(中学校/東村山高校教諭)

この中高大連携プログラム「パヤオプロジェクト」は画期的な取り組みです。各校で選ばれたメンバーは、タイにおける諸問題やボランティアに興味を持つ意欲のある生徒・学生がそろっています。パヤオセンターの子どもたちとの交流はもちろんのこと、このメンバー同士の活動も、多くの学びにつながることを確信しています。現地プログラムが早く実現できることを心から願っています!

 

暮らしていたタイについて改めて学び、発信!

鈴木 陸(グローバル法2年)

私は高校生活の半分以上をタイで過ごしました。人権侵害、貧困、人身売買といったタイの社会問題を知りつつも、何もしなかったことを非常に後悔しています。その後悔を晴らすため、パヤオプロジェクトに参加することを決めました。また、本活動で学んだことは自分たちの中で留めることなく、SNS等で学内・学外問わず、多くの方々に発信したいと考えています。

 

背景を理解して、子どもたちにできることを考える

古居 優果里(国際4年)

戦争や紛争だけでない、格差や貧困などにおける平和につながる活動を、また明治学院ならではの取り組みをしたく参加しました。問題を表面的に捉えるのではなく、背景や過程について学び理解したいと考えます。私個人として、明学全体としてパヤオの子どもたちに何ができるか考え伝えることで、 今後にもつながるような活動を行いたいです。

 

「パヤオからマスクのプレゼントが届きました!」


お返しにみんなでうちわを作成中!

白金通信2021年夏号(No.507)掲載

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