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学び

「働く」知識を法的視点から学ぼう 河野奈月准教授(法学部)【労働法1/労働法A】

皆さんは、「労働法」という言葉を耳にしたことはありまか? 日本の労働法は雇用の分野に関わる多数の法律で構成されています。例えば、労働基準法、最低賃金法などです。法律と聞くと難しいイメージを持つ方も多いかもしれませんが、この労働法は私たちが社会に出て「雇用」という形で働く際に、非常に役立つものなのです。

「労働法1」の講義では、労働条件はいかにして決定されるのか、賃金の額はどのような原則で定められるのかなど、働く上で基礎となる法的知識を学びます。そして習得した知識を、レジュメにあげられている具体的なケースに当てはめ、応用し考える力を身につけます。春学期はオンライン授業でしたが、実践的に学習できる工夫をしていただき、深い理解を得ることができました。

さらにこの講義では、新型コロナ休業手当や男性の育休取得などホットな労働問題についても取り上げます。身近な労働問題に関して、リアクションペーパーに取り組み、他の学生の意見に触れることができます。この機会は、自分自身の視野を広げ、考えを問い直すきっかけになりました。

労働法の知識は、雇用の疑問やトラブル解決のヒントとなります。ぜひ、「労働法1」の講義を通して、法的視点から、「働く」ことへの理解を深めてみませんか?

学生広報委員
中村真菜(法律3年)

河野奈月先生。

労働法の知識を基礎から学べます。

白金通信2021年秋号(No.508)掲載

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