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学び

一年を通して、基礎実習の学びを最大限に 榊原美樹准教授(社会学部)【ソーシャルワーク演習1B】

この授業では夏休み期間に行なった基礎実習を振り返り、社会福祉における援助実践の概要を学んでいきます。ソーシャルワーク演習1Bは、春学期のソーシャルワーク基礎実習指導と同じ教員、学生で年間を通じて学び、「事前学習→基礎実習→振り返り」という流れで1年間を過ごします。

2021年度秋学期は基本的に対面授業で受講し、緊急事態宣言などに応じて一部Zoomを用いた双方向ライブ配信型となりました。ソーシャルワークコースの学生は、高齢・障害・児童の3分野のいずれかで基礎実習を行うため、同じ授業を受けている人でもそれぞれ事前学習の領域や実習課題に違いがあります。そのため、発表やグループワークで3倍の学びがあると感じています。

榊原先生の授業の中で私が特に印象に残っているのは、実習記録の書き方についてです。実習では毎日実習記録を書くのですが、事実、解釈、感想、そして考察に正しく分類することが重要です。授業ではデイサービスの1日のビデオを視聴し、自分なりに解釈、感想、考察を書きました。これにより私は、実際に実習に行った際に、ある場面で起こったこと、つまり事実に対し、自分が考えたことや感じたこと、そして今まで学んできた知識を生かして考えられることの区別を意識して記録を書くことができました。

学生広報委員
高久綾花(社会福祉2年)

榊原美樹先生。

実習ノートを書くことで学びが深まります。

白金通信2021年冬号(No.509)掲載

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