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学び

まだ答えのない社会的課題を考える【法学部 菅正広ゼミ】

皆さんは「貧困」をどのように考えますか? もしかすると、「貧困は自分には関係のないこと」と考える人が多いかもしれません。しかし、菅先生は「貧困は今の日本では誰にでも起こりうる明日は我が身の問題」と説いています。

ゼミでは国内外の貧困問題の現状やそれに対する政策を議論しています。

今年度は「社会課題の解決」というテーマの下で、基本的な公共政策を学習しつつ、社会課題、特に国内外の貧困の現状や政策を学んでいます。毎回、あらかじめ先生が提示したテーマについて学生がレポートをまとめてプレゼンをして、それに対してゼミ生全員がさまざまな角度から議論します。自分とは異なるものの見方、考え方を得られるため、私の視野を広げる良い機会になっています。

ゼミの内容で特に印象に残っているのは、「貧困は、金銭的な貧困だけではない」ということです。今まで私は貧困を「金銭に余裕がない状態」と捉えていましたが、菅先生の「孤立や孤独と言った状態もお金では表わせない貧困ではないか」という意見を聞き、貧困の定義の難しさについて考えさせられました。

このゼミでは自主的に物事に取り組む、積極的で行動力のある人の参加を求めています。一緒に社会課題について考え、その解決策を実践してみませんか。

学生広報委員
小塚悠生(法律3年)

現状の貧困政策の問題点を話し合います。

白金通信2022年夏号(No.511)掲載

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