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学び

「少子高齢化」問題を多角的にみてみよう【高齢社会と法 西村万里子教授(法学部)】

現在、日本で進行している少子高齢化は、私たちの生活にとって、とても深刻な問題ではないでしょうか。「高齢社会と法」は少子高齢化に関わる年金や医療保険などの身近な制度について深く学ぶことができ、自分にも起こりうる問題やこれからの課題を認識することができる授業です。

例えば、医療保険制度について、基本的原理から学び、それに伴う医療費用の動向、そして高齢者への対応として医療制度サービスを幅広く学ぶことができます。

私がこの授業を通して印象に残っているテーマは“ヤングケアラー”の抱える問題についてです。“ヤングケアラー”とは本来は大人が担うべき家事や家族の介護や世話などを日常的に行っている子どものことです。この問題についてはレポートを通して自分なりに検討し、解決策や付き合い方などさまざまな考えを提案しました。

さらに、学んだ内容をプレゼンテーションする機会があり、質疑応答の時間もあるため双方向の授業になり、学生同士の考えを共有することができます。コミュニケーションをとることにより、自分自身でさまざまな事例を検討し行動する力が身につきます。

少子高齢化問題は、私たちと密接にかかわっていく社会問題の1つです。「高齢社会と法」を通して社会問題について考えてみませんか?

学生広報委員
杉山優奈(法律3年)

1から制度を学ぶことができます。

白金通信2022年秋号(No.512)掲載

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