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入浴事故をなくし、世界中のお風呂で生まれる笑顔を守りたい

2020.12.21
日比野 栞穂
Riho Hibino 日比野 栞穂 法学部 政治学科 4年

年々増加している入浴事故をなくすため、「正しい入浴方法」の普及活動を行っています。現在、入浴事故のほとんどは高齢者に起きていると言われており、2020年度に実施したクラウドファンディング「敬老の日YuYuプロジェクト」では、敬老の日をクローズアップし、私たち孫世代から祖父母へ感謝の気持ちとともに「正しい入浴方法」ポスターを渡せるプレゼントセットを制作。活動を支援いただいた方へのリターンとしてこのプレゼントセットを送りました。

2019年春から、「OFUROを世界共通語へ」という夢を持ち、「OFUROから笑顔ときっかけが湧き出る空間を創り出す」ことをミッションに活動していました。2020年7月には一般社団法人Furobalshipを設立し、活動を本格化。その中で、風呂文化先進国と言われている日本の大きな課題を発見しました。それが入浴事故です。祖母の友人も入浴事故で命を落とし、私たちが何かしなければと思い、入浴事故ゼロ活動を始めました。入浴事故をゼロにすることは、未来における世界中のお風呂から生まれる笑顔を守ることにつながり、「OFUROを世界に広める」ために必要不可欠な活動だと思っています。

活動の際は、大学生であることや自分の強みなどを存分に活かした「私たちにしかできないこと」は何か、常に考えています。今回のクラウドファンディングでは、私たちの夢や活動を応援してくださっている方から直接温かいメッセージをいただき、私にとって一番の原動力となりました。今後は都道府県の行政などと協力したり、Furobalshipとして新規プロジェクトを立ち上げたりして入浴事故を防ぐ「正しい入浴方法」をより多くの方に届けていきたいです。

「OFUROを世界に広めたい」と考え、活動を展開中です。向かって右が日比野さん。
普段から旅が大好きで、さまざまな国に友だちと行ったり一人で行ったりしていました。最近海外へ行けずすごく寂しいのですが、現地で出会った友人とは今でも交流が続いていて、オンラインでお話したり、英語を教えてもらったりしています。
「正しい入浴方法」ポスター。高齢者の方にも見やすいイラストを添えて。同世代の学生がデザイン!
プレゼントとして入浴剤のセットも制作。

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