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応援団長として。チアリーダーとして。「応援」に懸ける学生生活!

フレーーーーーー!!フレーーーーーーー!!め・い・が・くーーーーーー!!! 思わず聞き入る明瞭な声。袴をまとった拳から繰り出す渾身のエールは、見る者を圧倒し、その場の空気を一変させる。2019年2月、リーダー部、チアリーディング部、ブラスバンド部の3部から構成される応援団のトップ、第71代団長に就任した木村さん。現役のチアリーディング部員でもある彼女の学生生活とは。

木村 沙貴さん 社会学部 社会学科 4年 社会学部社会学科4年。入学前から本学チアリーディング部に体験入部し、入学初日に同部に入部。趣味は愛車のメンテナンス、ドライブ。母校(高校)のチアリーディング部のコーチも務める。

再び青マットに戻りたい!

高校のチアリーディング部を引退した時の気持ちを表すならば、まさにこの一言に尽きます。全力を尽くしたつもりでしたが、不完全燃焼に終わった高校生活。「完全」に燃焼したいと強く思い、引退後の2015年12月には明治学院大学(以下、明学)に直接連絡し、当時のチアリーディング部に体験入部しました。白金、横浜両キャンパスの雰囲気や学びの魅力はもちろん、体験入部で感じた部の熱気が自分の肌に合い、入学と入部を決めました。チアリーディングという競技は競技部門と応援団部門の2つに分かれているのですが、明学は応援団部門に所属しています。

入学後はとにかくチアリーディング三昧。週5回活動しています。2分30秒の時間をチームで演技することがルールですが、最も達成感を覚えるのは2分30秒の演技をノーミスで終えたとき。1年、2年のころはノーミスで終えることがよくあったのですが、3年からさらなるレベルアップをめざし、よりテクニカルな演技に挑戦しているため、ノーミス達成は至難の業です。1ヶ月近くノーミスで終えることができない日々もありましたが、2019年のジャパンカップで準決勝に進出し、56校中ベスト18に。入部した2016年以降、ずっと予選で敗退していただけにとても嬉しく思っています。

重圧と喜び~「応援」の責任~

チアリーディング中心の生活を送っていた自分にとって、大学の「応援」の文化は新鮮でした。リーダー部のエール、ブラスバンド部の演奏、そして、チアリーディング部のパフォーマンス。三位一体の応援が勝利に貢献できたとき、たとえようのない喜びを感じます。サッカー部や野球部などの体育会各団体の試合で応援をするとき、必要不可欠なポジションとして「応援係」があるのですが、2016年12月から私が担当することになりました。当日の応援の方法を考え、指揮を執ることが役目です。スケッチブックを持って観客の皆さんに声出しをお願いする、と言えばイメージがつきやすいかもしれません。

応援会場に着いたら、会場の広さを瞬時に把握。各配置から声出しをした際の聞こえ方、そして観客の人数などを考慮して、部員の配置を決めます。応援係の判断次第で、応援の成功が左右されるといっても過言ではありません。当時は下級生でしたので、3年生、4年生の先輩方に指示を出すのは大きなプレッシャーでしたが、学年と共に経験を重ね、プレッシャーを醍醐味と感じられるまでに成長できました。忘れられないのが、2018年11月に行われたラクロス部男子の1部入替戦。相手校の一橋大学と応援合戦をしました。合戦と言っても相手をたたくことはありませんが、「声の大きさで勝とう!」「勝てるぞ!」など、全力の声掛けが功を奏して会場一帯が応援ムードに。ハイタッチの連続で観客の皆さんを盛り上げ、一緒に大声を出し、さらに盛り上げました。試合は惜しくも負けてしまいましたが、観客席からの「応援が楽しかった」という声、そして選手たちからの「ありがとう」の声は、全力の応援が報われた、と感じさせてくれた瞬間でした。

「応援」の文化を残すために

2019年2月に応援団長に就任し、応援に対する向き合い方にも変化がありました。それは、「応援」の文化を後輩たちに伝え、発展させ、残すこと。就任2か月後の4月には、新メドレーを作りました。リーダー部、ブラスバンド部、チアリーディング部の立ち位置を固定して行うのが通常の応援メドレーですが、チアリーディング部が前面に出たり、ブラスバンド部が行進をしたり。年によって応援団各部の人数に変動があっても、応援団として一定した水準の応援ができる体制を整えたいと考えたことがきっかけです。

そして、残すためには部員たちが「続けたい」と自ら思うことが何よりも大切。そのためには、部員たちが応援を楽しみ、今まで以上に好きになってもらえるよう心がけました。新メドレーを披露した4月のイベント終了後の部員たちの達成感に満ちた表情から実感したことでもあります。応援中に部員同士で声を掛けあう場を作るなど、どんなアイデアもまずは実践し、良いと思えば取り入れる柔軟さも大切と考えています。これまでの先輩たちがそうであったように、団長としての自分も率先垂範を忘れず、後輩たちに接することを心がけています。

応援は“Do for Others(他者への貢献)”そのもの

応援団長として、そしてチアリーディング部員として活動できる期間もあとわずかですが、11月の「白金の集い」、そして12月の「全日本学生選手権」と、年内は大きなイベントを控えています。「完全燃焼した!」と心の底から思えるよう、残りの学生生活を全力で過ごしていきたいと考えています。