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人生は決断の繰り返し
限界は自分自身が決めるもの

2019.12.13
小川龍馬
明誠高等学校教諭(社会科)・野球部コーチ
Ryoma Ogawa 小川 龍馬 2014年 法学部 政治学科卒

私は褒められるような学生ではなかったと思います。これといった目標がなかったので、最初の半年はただ時間が過ぎてしまいました。

何かを変えようと思い、知人に頼んで、神奈川県内の高校を紹介してもらい野球の指導者としての勉強を始めました。この一歩を自分で踏み出したことに大きな意味があったのではないかと思います。

在学中に東日本大震災が起きたこともあり、震災のボランティアに参加しました。テレビの報道を見ているだけではわからない、現地に行かないとわからないものがあるのだと五感で感じることができました。

自分の想像できない世界を見てみたかったので、大学卒業後は青年海外協力隊としてセネガルで二年間野球の普及活動をしました。野球というスポーツを知らない子どもたちにルールを説明するだけで、一年もかかってしまいました。本当にこれでいいのかと自分自身に何度も問いかけていた頃を懐かしく思います。

現在は、高校の教員をしています。セネガルでの経験のおかげで、私と生徒の当たり前は違うという考えのもと、生徒と関わることができています。学校では教員らしくない教員として、野球部の指導者としては、高校野球に新しい風を吹かせるべく、日々過ごしています。

横浜高校では甲子園に出場。同級生にプロ野球選手の筒香嘉智選手も。新しい野球を目指して奮闘中。

学生へのメッセージ

大学生の間に、多くの経験をして広い視野を持ってみてください。たくさん学び、全力で遊び、いろいろな土地を訪れ、その中で自分の進む道を選んでもらえたらと思います。何事も限界を決めてしまうのは自分自身だと思っています。周りの目や環境などを言い訳にせずに、やりたいことがあればチャレンジしてもらいたいです。

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