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多様性の価値を知った留学、そして米国企業で働くこと

2019.10.29
古田理恵
フェイスブックジャパン
クライアントソリューションズ マネージャー

Rie Furuta 古田 理恵 2007年 文学部 英文学科卒

国内のエンタメ&メディア企業向けに、Facebook/Instagram広告の営業と分析をしています。インスタで、マンガやニュースアプリの広告を見かけませんか。どんなひとに、どんな動画で広告配信するとダウンロードしてもらいやすいのか、クライアントと考えているのが私です。ぜひ今度、注目してみてください。

明学時代の私は、全然冴えませんでした。成績も良くなく、かわいくておしゃれな同級生に敗北感を抱いていました。3年生の時に「海外に行きなさい。あなたは日本で普通の女の子ができないから」と父に言われ、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で女性学を専攻することを決めました。英語は上達せず、友達もできませんでしたが、UCLAではおしゃれじゃなくても、かわいくなくても、ユーモアがあって面白い生徒が人気者で、敬意を払われていて、それ以来、私も嫌われることを恐れず、面白く生きようと思いました。

Facebookでは、広告営業と並行して、社内の多様性促進プロジェクトを立ち上げました。Facebookでは、画一的な組織は創造性を生まず、多様性こそがビジネスを成長させると考えています。マイノリティが劣等感を抱かず、それこそが価値だと感じて仕事ができるよう、社内だけでなく、日本の環境を変えたいです。

3月の国際女性月間に、社内で実施したダイバーシティセッションでプレゼンテーション。

学生へのメッセージ

Facebookのモットーの1つは「Done is better than perfect」です。完璧を目指すと何も完成しないので、とにかく不格好でも終わらせてみたほうが成長につながるという考えです。日本にいると、完璧主義が窮屈に感じるときがあります。「完璧なものなど存在しないのだから、不完全なまま前に進んでみよう」くらいの気持ちで楽しく過ごして下さい。

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