休学期間での学び、今後の目標
現地に行かなければ、知りえないことが必ずある。だからこそ自分で見て、聞いて、確かめ、自分にしかできないことは何か、自分だからこそできることは何かを考える。この想いが、私が休学期間で学んだすべてです。
パレスチナの経験からこれだけは確信していることがあります。私たち日本人の大学生は、世界的に見て、あらゆる人生の選択肢を持ち、それを実現させる権利を持っています。私たちは、高等教育を受けられ、世界中どこでも自由に移動し、家族や友人など会いたい人に会い、やりたいことに挑戦する特権があります。私は、その対極にいる難民の方々と多く対話しているからこそ自負して言えます。
自分の行動ですべてを解決することは出来ません。しかし、自分の小さな一歩の行動で、自分自身や周囲を少しでも変えることはできます。私の経験した旅×ボランティアは、一般的に言われる「留学」とは少し異なるかもしれません。定まった留学先をあえて設定せず、明日のことを常に考える日々。「楽しい」とは口が裂けても言えませんが、一日一日を真剣に生き、真剣に学び、自分で考えて「まずはやってみる」ことで自分の可能性が大きく広がった。これだけは言えます。
楽しさだけを追求することも否定はしませんが、その先に何があるか?こう考えると、物事に対して取り組む姿勢も自ずと変わってくるのではないでしょうか。将来は、難民問題をはじめ、社会の不条理を解消するために行動できるチェンジメーカーになりたいと考えています。そのために必要なこと、自分のすべきこと、自分がワクワクすることを常に考え、残り少ない今後の学生生活も悔いなく過ごしていきたいです。