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多様性があることが、当たり前の社会をつくりたい

2019.04.10
黒澤友貴
ブランディングテクノロジー株式会社
執行役員 認定NPO法人ぱれっと 理事

Tomoki Kurosawa 黒澤 友貴 2011年 経済学部 国際経営学科卒業

私の仕事には、NPOと企業、二つの側面があり、セクターを越境して働いています。

NPOの仕事として関わっている「ぱれっと」は、恵比寿で35年、知的に障がいのある人を、働く・暮らす・遊ぶの3つの側面で支援している団体です。学生時代にインター ンを行い、現在は理事として関わっています。主な役割は「いこっと」という、軽度な知的に障がいのある人と健常者がともに暮らすシェアハウスの運営サポートです。障がい者に対する特別なサポートをするわけではなく、日々の暮らしの中で、自然に助け合う関係性を築きながら「自分たちで暮らしをつくる」家づくりを目指しています。障がいのある方の住まい方の選択肢を増やすことがミッションです。

平日は企業で、中小企業に対する経営支援を行う仕事をしています。その中でCSR、障がい者雇用の推進を担っており、NPOに関わる中で学んだこと、出会った人を本業の仕事にもつなげています。

セクターを越境して仕事をしている自分だからこそできる、企業とNPOをつなぐ、障がいのある人とない人がフラットに出会う場をつくることで、「多様性があることが当た り前」という価値観を社会に根付かせていきたいと考えています。

C S R 活動で障がいのある人と共にワークショップを開催。

学生へのメッセージ

自分に何ができるのかは、多様な他者との 出会いの中で考えていくことがおすすめです。自分の場合は、たまたま出会った他者が、障がいのある人で、福祉の領域に関わることになりました。大学で福祉を学んでいたわけではありませんが、今でもやりがいをもって関わり続けています。専門領域に閉じず、多様な人と出会う機会を増やすことが自分の世界観を広げてくれるはずです!

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