東日本大震災を経験。地域とのつながりの大切さを知った
大学に入ってからもボランティアは続けたいと思っていました。震災直後の被災地では、支援物資の振り分けや情報伝達など、行政が上手く機能していない現状を目の当たりにしました。そんな中でも、震災前から地域の中で培ってきたつながりを生かして活動する民間団体の支援の力はとても大きくて。この時に、普段から地域とのつながりを構築していくことの重要性に気がつきました。大学に入って住むところが変わっても、その地域でつながりを作りたいと考えていました。
入学後、ボランティアセンターには、友人に誘われて初めて行きました。その時に、横浜地域活動のミーティングがあることを教えてもらい、実際に参加した後、活動することを決めました。
横浜地域活動では、当時8つの企画が動いていて、自分が興味のある活動に参加していきました。「MGVA」というボランティアサークルとボランティアセンター、ボランティアしたい明学生をつなぐ企画や、通学時のゴミ拾い「どうせ登校するなら」、戸塚区の子育て支援拠点「とっとの芽」でのボランティア活動などです。それぞれの活動で、地域に何度も足を運んだり、学生たちが何度も顔を合わせたりする機会をつくったりすることで、人と人とのつながりが強くなっていくことを実感、対面でのコミュニケーションの大切さを学びました。
「1 Day for Others」(以下 1 Day) には、2年生から参加しています。1Dayは、明学生が周辺のコミュニティ、NPO、NGO、企業などを訪問し、「1日ボランティア」「1日インターン」を体験するボランティアセンターのプログラムです。60以上のプログラムには、それぞれリーダー学生がいて、訪問先の企業やNPOの方たちと一緒に当日の活動内容の企画・準備や参加する学生たちのまとめ役をしています。1Dayへの参加を決めた時に、プログラムのリーダー学生をやってみませんかと声をかけていただいて、自分の成長にもつながりそうだなと思ったので、挑戦してみることにしました。