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"Do for Others" 母校の理念と自分の仕事がつながった

2018.04.10
鈴木夕子
特定非営利活動法人
国連UNHCR協会 広報 リーダー

Yuko Suzuki 鈴木 夕子 1994年 文学部 英文学科卒業

日本でもニュースで大きく報じられる難民問題。世界では6560人を超える人々が強制的に家を追われています。世界の難民を保護・支援するUNHCRの活動は主に各国政府の任意の拠出金に支えられていますが、家を追われた人の数が増え続ける状況に対応するため、民間からの資金調達にも力を入れるようになりました。国連UNHCR協会は民間への広報・募金活動のために設立されたUNHCRの日本における公式支援窓口です。

日本ではどこか遠い国のできごとと思われがちな難民問題を身近に感じてもらい、難民を支援していただくための広報活動を行っています。昨年、UNHCR駐日事務所と共催した国連UNHCR難民映画祭では、1万人を超える方々が来場し、難民支援の輪に加わっていただきました。明学も学校パートナーズとして、学内での上映会を開催しました。

学生時代はあまり勉学熱心とはいえませんでしたが、明学のオープンでリベラルな校風に影響を受けたせいか、人権問題への関心はずっとあり、いつかそういう仕事に就きたい という思いがありました。民間企業での編集や広報などの仕事を経て、現職で思いがけず母校と仕事をすることになり、不思議な巡り合わせを感じます。

学生へのメッセージ

学生時代に将来の目標が明確に定まっていなかったとしても、焦ることはありません。今、興味があること、情熱を傾けられることを一生懸命やれば、道は自ずと開けてきます。さまざまな経験が、思いがけず1本の線につながるということもあるはずです。

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