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「あと一歩」を踏み出し続ける

2021.04.30
八木 貴弘
八木貴弘司法書士事務所 代表
Yagi Takahiro 八木 貴弘 2009年 法学部 政治学科卒

相続や離婚等の人生の一大事にはまずは当事者同士で話し合いをするケースが多くありますが、司法書士は、このような場面で一方の代理人ではなく中立的な第三者として当事者の間に入り、それぞれの意向を聞き取り、合意点を探し、漏れがないように手続きを進めるといった紛争を予防する役割を担っています。

表に出てくる問題は氷山の一角で、背景には家庭・仕事・交友関係・健康・お金などのさまざまな悩み・感情が複雑に絡まっています。根本的な問題を解決するためには自身の人間力が試されます。司法書士の他に地元青年会議所で活動をしていますが、社会貢献活動をとおして、まちを知り多様な人と交流し議論を交わし知見を広げることは、法律の専門家として専門性を向上していくために必要不可欠な要素と感じています。

昨年は、新型コロナの流行に伴い予定していた地域のイベントは相次いで中止になりましたが、いま地域のためにできることは何かを仲間たちと考え、小中学生向けに職業講話のWEB配信やサプライズ花火大会等の企画・実施を行いました。

仕事だけでなく、さまざまな行動をとおして他者へ貢献することは自分自身の最大の成長の機会になります。“Do for Others”の精神でこれからもいろいろなことに挑戦していきます。

公益社団法人相模原青年会議所の理事、全国青年司法書士協議会の事務局長も務める。地元の高校生と一緒に法務局・裁判所を巡る職業講話で。

学生へのメッセージ

学生時代は、アルバイトでお金を貯めては各国へ貧乏旅行を繰り返していました。文化・宗教・生活様式が全く異なる人と交流を深め理解し合った経験は、現在の仕事にも活きています。予期せぬ所に大きなヒントが転がっています。第三者ではなく当事者として、いろいろなことに挑戦してください!

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