「明治学院大学に入学して、宝物のような場所ができました」と弾けるような笑顔で語る山本縁さん。「ラクロス部の同期、先輩、後輩、コーチ...。ラクロスに関わる全ての方々に出会えたこと、ラクロスに全力で取り組めたことは、私にとってかけがえのない経験です。ラクロスを通して、チームだけじゃなく、私自身も成長したと感じます」
山本さん率いるラクロス部の活動は、週に5日、朝7時半からの朝練習が基本。短時間で効率的に、集中して行う練習を毎日コツコツ積み重ね、チームは関東学生ラクロスリーグで1部昇格を目指し、その先にある日本1を目標に掲げられるほどに成長しました。「大学からラクロスを始める人がほとんどなので、本気で取り組めば取り組むほど成長を実感できて、すごくやりがいを感じています。それに、成長は技術的なことだけではありません。ラクロスは“学生主体”のスポーツ。練習メニューはもちろん、部活動の運営も私たちが主導しています」
自分たちで考え決めたことの1つに、ラクロス部が掲げるチーム理念があります。それは、明治学院大学の教育理念と同じ、“Do For Others”。「他者への貢献をした先に応援されるチームを目指したいと、みんなで話し合って決めました。今では定期的に、練習で使用している戸塚グラウンドや鵜の木グラウンド周辺のゴミ拾いをするボランティアを行なっています。ラクロス部を引退しても、ボランティアは続けていきたいです。“他者への貢献×スポーツ”という取り組みで言うと、スポーツフードアドバイザーという資格の勉強をしていて、将来はスポーツをしている人たちを支えたいと思っているんです。自分で考え、主体性を持って積極的に行動できるようになったのも、ラクロスのおかげかな」と笑顔を向ける山本さん。大学で得た“宝物”と成長の軌跡を語ります。