稲葉 真理教授 Mary Inaba 2025年4月着任予定

学位

博士(理学)

研究分野

アルゴリズムとアーキテクチャ

研究キーワード

高速ネットワーク 超並列コンピュータ クラスタリングアルゴリズム SAT ソルバ データプリフェッチ

研究紹介

アルゴリズム・ネットワーク通信・計算機アーキテクチャの研究、そして、SAT ソルバや超並列コンピュータの開発、物理の第一原理計算や化学の細胞検索エンジンのための共同研究など、好奇心の赴くまま、色々な分野で研究を行い、いくつかの大規模プロジェクトに参加してきました。過去の仕事を列挙してみると、一見、行き当たりばったりのようにも見えますが、最適化問題、高速データ転送、スパコン開発、プリフェッチの研究など、いずれも「計算機にいかに効率良く仕事してもらうか」にフォーカスしているという点では一貫しているかなと思っています。

想定される卒業研究テーマ

  • 遠距離通信の高効率化の研究
  • 離散最適化問題の研究とその応用
  • 幾何クラスタリング手法の研究とその応用
  • SAT ソルバの高速化・並列化・応用の研究
  • パズル生成と人間に心地よい難易度調整手法の研究
  • 音楽ゲームを利用したリハビリ支援装置の研究と開発

学生提案のテーマも、卒論として形になりそうなら採用しますので、遠慮せず相談ください。

趣味・特技・好きなこと

憧れる人:伊藤みどり、伊達公子、小澤征爾、大浦みずき、武原はん、吉川幸次郎

受験生・学生へのメッセージ

工学部建築学科を卒業し、コンサルティング会社に勤務、縁あってリコーのソフトウェア事業部に転職、そこでデバイスドライバ等の開発を行っているうちに、OSやアルゴリズムなど、情報科学の基礎を真面目に勉強したくなりました。30歳もかなりすぎてから、修士課程に進学。ひとまわり以上年下の学生の人達と机を並べ、一生懸命勉強し研究という仕事に触れるようになった2度目の大学生活は、自分の人生の中でも、最もキラキラと輝いていた日々のように思います。皆さんもモチベーション高く、楽しく学び、楽しく研究し、意義ある大学生活を送って下さい。