学年ごとの身につけるべき内容にあわせ、授業と課外講座・ガイダンスそれぞれにプログラムを用意しています。
明治学院大学のキャリア支援は、キャリアセンターが入学時に新入生全員に対して行う「進路オリエンテーション」から始まります。目的は「学生生活と卒業後の人生は、別個のものでなく、繋がっている」ことを伝え、「学生生活のデザイン」を促すことにあります。キャリアデザインの前に、いまここからの計画や目標が重要だと考えています。その理由を示すために、卒業生6人がそれぞれの学生生活と進路への接続のプロセスを語るインタビュー集「ADVICE(先輩からの進路アドバイス)」を配布・説明します。明治学院共通科目では大学生として必要なリテラシーや語学などが主な学びとなります。学科科目では専門領域への導入・基礎を学びます。ヘボン・キャリアデザイン・プログラムでは自己理解と母校への定着をテーマとする「ライフデザイン講座1」を開講しています。
学科によってはコースが分かれるなど、専門分野を意識した基礎的な学びとなります。外国語では発展的な科目が増えます。ヘボン・キャリアデザイン・プログラムでは社会理解、職業理解をテーマとする「ライフデザイン講座2」「キャリアデザイン1」を開講しています。キャリアセンターでは学生生活の振り返りと新たな目標設定をテーマとする「2年生のための就職ガイダンス」を実施します。また「大学院進学」「教員」「公務員」「民間企業」等進路別のガイダンスを実施して進路・職業との接続を図ります。公務員、教員志望者向けの採用試験対策のための基礎講座も行います。
授業では、演習など学科科目での専門的な学びが発展します。また、4月からは公務員セミナーの公務員採用試験対策講座、教員キャリア支援課の教員採用試験対策講座がスタート、キャリアセンターの就職活動とインターンシップのためのガイダンスもスタートします。5月以降はエアライン、広告・メディア等人気職種の就職支援講座「MGキャリア講座」が順次はじまります。10月には就職ガイダンスなどの民間企業等の就職活動に向けた支援プログラムが本格化します。
卒論など学科科目の学びが定着する段階です。また、春から順次始まる公務員採用試験、主に夏に行われる教員採用試験に向け、直前期の課外講座や個別指導が佳境に入ります。就職活動の支援も春にピークを迎え、キャリアセンターを訪ねる学生が最も多い時期です。夏以降は段階的に、就職活動を継続している学生へ個別支援を行っています。
1、2年次はキャリアセンター主催の公務員ガイダンスで、公務員の種類や試験の内容を説明します。できれば2年生のうちに公務員を目指すか否かを決めたいところです。また、国家公務員・地方公務員の行政職志望者には法学部国家試験対策室による「基礎講座」がおすすめ。法律科目の基礎固めが狙いで、法学部生以外でも受講できます。3、4年次には毎年2年生の終わりに課外講座「公務員セミナー」の参加募集があります。3年生の4月から翌年1月の「基礎力養成講座」と、2月~5月の「応用・発展力養成講座」で構成しています。また、キャリアセンターが3年生の夏休みに官公庁インターンシップの紹介、秋学期には法律・経済科目等の専門試験のない警察官、消防官、一部の市役所志望者を主な対象とする「公務員教養試験講座」、冬と翌年春に公務員模試を実施しています。