2021年1月19日
在学生・保証人の皆様
明治学院大学
学長 村田玲音
世界中に大きな被害をもたらしている新型コロナウイルス感染症は、まったく終息の兆しが見えず、かえって拡大を続けております。1月7日には再度緊急事態宣言が出されました。この緊急事態宣言を受けての本学の対応については、同じ1月7日付で「緊急事態宣言の発出を受けて」という文書をホームページに公開しております。
明治学院大学では、2021年度の授業形態について、コロナの感染状況や2020年度の授業実施状況を見ながら検討を重ねてまいりました。学暦や授業時間を発表するにあたり、大学としての授業実施方針を学生・保証人の皆様にお知らせいたします。
本学ではコロナの行く先が不透明な中でも、なるべく対面授業という授業形態を守りながら、大学の活動を続けていく工夫をしております。また、学内の感染予防対策も増強していますので、学生の皆さんは是非キャンパスに足を運んで、対面授業へ積極的に参加してください。
明治学院大学では2021年度も2020年度秋学期と同様、対面授業とオンラインによる遠隔授業を併用する形で進めていきます。本学の授業に関する考え方は次の二点です(昨年9月16日に公表した文書「秋学期開始を前にして」に記載したものと同じです)。
1. 明治学院大学では対面授業が大学教育の基本であると考え、なるべく多くの授業を対面授業で行えるよう、可能性をできる限り模索する。
2. コロナ禍がこの先どうなるのか予測できないので、学生・教職員の安全を最優先する。
この二点を守りながら授業を進めていくため、
開講される全授業を <遠隔授業(オンデマンド/同時配信)> と <対面授業(同時配信併用)> に分けました。
<遠隔授業(オンデマンド/同時配信)> では、学期を通じて授業がオンラインで配信されます。
<対面授業(同時配信併用)> は対面授業ですが、同時配信が可能ですので、コロナ感染に特に配慮される学生は、授業をオンラインで視聴することもできます。また <対面授業(同時配信併用)> は、コロナの状況に応じて、いつでも遠隔授業へ切り替えたり、対面授業に戻すことができるようになっています。
このように授業の進め方に柔軟性をもたせていますので、コロナの感染拡大状況の変化に合わせて、大学の活動を適切に対応させることができると判断しています。大学は授業だけの場ではありません。課外活動や、学生同士、教職員とのふれあいなど、直接人と人が出会うことによって魅力を持つ社会なのです。多くの学生の皆さんが大学に戻ってこられることを願っています。
各学部学科、研究科におけるそれぞれの授業の詳細は3月にポートヘボン(教務Web)で発表する予定です。
コロナ禍による大学生活への影響は長期化し、2021年度も引き続き感染の拡がりを警戒しながら授業を進めていく状況が続きそうです。皆様も感染防止と健康の維持に十分ご留意ください。
感染の状況など、今後の情勢の変化に伴い、上記内容に変更が生じる場合があります。その際は、ホームページ等でお知らせいたしますので、引き続き情報のご確認をよろしくお願いいたします。