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オルガン講座発表会を終えて

2002年度

参加者感想文

根岸実由(文学部英文学科2年)

私が世界で一番好きな楽器はピアノだ。理由はその音の可能性。いろいろな音色を響かせることができる。しかし私はまた別の楽器で同じ可能性を楽しんでいる。それがパイプオルガンだ。私はパイプオルガンを弾いている時、まるでオーケストラの指揮者になったような気分になる。両手両足だけの演奏にも関わらず、音はそれ以上に何重にも響く。一人オーケストラらしくできることが最大の魅力だ。高くて可愛らしい音から心地よいホルンの音、大迫力の低音など、これらが組み合わさって音楽が生まれる。今回の発表会で弾いた曲はそんな音の響きの美しいメロディーの限りない優しさに惹かれて選んだものだ。当日演奏を聞きに来てくれた友人が、私が初めてこの曲を聞いたときと同じように感動したと話してくれたことが何よりも嬉しい。またこのような曲に出会いたいし、私自身も作曲・アレンジができたらというのが夢。いつもお世話になっている山本先生には本当に感謝しています。

小川 文昭(経済学部経済学科・中国語教員)

パイプ・オルガンの音は美しい。音に聞きほれて疲れを忘れることがあるほどである。そのパイプ・オルガンを自分が演奏できるとは、なんという幸運であろう。
しかし、オルガン講座では、楽しんでいるだけではすまされない。1年半ごとにやってくる発表会の場で、きちんと結果を出さなければならない。
練習ではいい気持でのびのびと弾いているのであるが、発表会では、緊張のあまり手足は萎縮し、気持はどこかへ飛んでいってしまう。そして、なにをしているのか分らないうちに、ミス続きの演奏は終るのである。
今回も、手が震え、足が縮こまって、練習のときのようには全然弾けず、音楽の厳しさを味わうことになった。
それはともかく、まずは、まがりなりにも一曲を弾き通せたことを喜ばなければならない。そして、明治学院大学宗教部と、それから発表会で演奏者を支えてくださった方々とに、お礼を申しあげなければならない。
このすばらしいオルガン講座が、今後とも続いていくことを願っています。

高野朝子(法学部政治学科2年)

11月18日の月曜日に行なわれたほうに参加しました。
パイプオルガンは普段慣れ親しんでいるピアノに比べてとても音が大きく、練習のときにはそのあまりのスケールの大きさに圧倒されて、音を最後までもばしきらずに思わず鍵盤から手を離してしまったこともあったので、本番では少しでも自分にとって近い存在の楽器であるように感じて弾けるように意識しました。
また、自分の演奏だけでなくたくさんの方々の演奏を聴くことによって、さまざまなオルガン曲を知ることができたり、音色の違いを楽しむことができて、貴重な時間を過ごせたと思っています。座席にも音の振動が伝わり、チャペルの空間全体に音が響いていることを感じました。

宮内智子(国際学部国際学科4年)

私にとって今回で最後の発表会!とは言え、自分の演奏中はあまりに緊張していて、そんなことは全く意識できませんでしたが・・・
自分としては100%の力を出し切れた演奏ができたかわかりませんでしたが、いつもチャペルで孤独に演奏しているところを、たくさんの方に聴いていただけて、とても気持ちよかったです。そして、もう横浜のチャペルでオルガンを習いはじめて4年近く経つということで、今まで習ってきたいくつかの曲を発表会の中で聴くことができ、なつかしさにひたることができました。演奏を聴きにきて下さった方々、指導してくださった山本先生ありがとうございました。

 

オルガンの喜び 中山直子(講師)

今回のオルガン講座の発表会では学生さん方が皆熱心に見事に弾かれたので驚きました。また、36人もいましたのに一人として同じ曲がなく、こんなにたくさんの楽譜をよく揃えられたことと感心しました。
私はクリスチャンホームに生れ、子供の時家にリードオルガンがありました。踏み板に足が届きませんので祖母や母の膝に乗り、足を踏んでもらって練習をしました。祖母は明治時代のミッションスクールでオルガンを習い。教会の奏楽の奉仕もしていたことがありましたから私にオルガンの手ほどきをしてくれました。子供の頃からいつか奏楽の奉仕ができるようになりたいと思っていましたので、今も教会やチャペルで奉仕させていただくのは大きな喜びです。今オルガン講座で勉強されている方達も、いつか主に招かれて礼拝で奉仕される時が来るといいな、と思っています。

石毛航太郎(国際学部国際学科4年)

今回私はこの講座をとって、パイプオルガンの音の力強さと、すばらしさを少し感じることができたのではないかと思う。
私はオルガンを始めたばかりだが、これから少しずつでも弾けるようになりたいとおもう。
とても緊張したが発表会に向けて練習してよかった。

若山 愛(国際学部国際学科3年)

私が今回オルガン講座を受講して初めて知ったことは、オルガンってこんなにも様々な音がでる、ということでした。自分の持ち時間以外の待ち時間に他の人の音を聞くのも、ためになりましたし、一人でチャペルで弾くのも貴重な時間でした。休学明け、ということで大学に行く、楽しみの一つでもありました。なので、今回、お世話になった山本先生、健相の松本さんには感謝しています。時間がありましたら、また続けていきたいと思っています。クリスマスの音楽に関しても、お手伝いできたら光栄です。


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