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2006年度横浜キリスト教週間

全体テーマ : 現代社会とキリスト教

期間:5月29日(月) - 6月 3日(土)

「現代社会とキリスト教」について

 物があふれる「豊かな時代」。学生のみんなには、そんな実感ないかも知れない。でも今の時代、欲しいものは何でも手に入る。PCにケイタイ。i-PodミニやPS-Boy。クルマだって少しの犠牲で、手に入る。大学でしっかりがんばれば、やがて最高の仕事も得られる。で、それらを手に入れて、どうする?
本当は、豊かでも貧しくても、人生に必要なものがある。生きるための道しるべ、心の糧、力とそして、人への愛。チャペルアワーで、現代のさ中にある自分を見つめてみよう。5月8日から一週間、キリスト教週間の特別礼拝です。

宗教部長・国際学部教授 司馬純詩



5月29日(月)大学礼拝 12:40-13:00 横浜チャペル

「正義は幾らでもある。」
正義は何処にでも幾らでもある。アメリカにもイランにも、大学当局にも学生にも。そしてあなたにもあなたの恋人にも。様々な正義の争いのなかで語りかけてくる静かな声に耳を傾けたい。

須藤繁先生(弁護士・元裁判官)
私は裁判官をしていましたが、途中で辞めて今は富士山麓の小さな街で弁護士をしている。出身は東京、育ちは茨城県の田舎街の本屋。高校3年の卒業直前に受洗しました。



5月30日(火)大学礼拝 12:40-13:00 横浜チャペル
「人類は存続した方が良いか」
人類は存続すべきなのでしょうか。科学技術はある目的(たとえば「人類存続」)に対する方法を提供します。教会は、科学が示すことのできない人間の根本の目的(たとえば「存続させる理由」を示します。

 北川一明先生(明治学院牧師)
国際基督教大学在学中にキリスト教を知る(すぐには信じない)/卒業後は会社員、劇団主宰、ソフトウェア会社経営/31才で受洗/昨年一年間韓國在住


5月31日(水)大学礼拝 12:40-13:00 横浜チャペル
「夜は更け、日は近づいた」
私たちは、この不安の時代にあってこそ、「正義」と「平和」を求めて、日常の活動にいそしもうではないか。聖書は私たちの働きがむなしいものではないことを保証しているのである。

大島孝一先生(キリスト者政治連盟委員長)
1916年熊本に生まれる。東北帝国大学理学部卒業。41-45年兵役、女子学院学院長を14年間務める。


6月1日(木)大学礼拝 12:40-13:00 横浜チャペル
「平和への事由」
武力や暴力によらない「平和」は、聖書が私たちすべての人間に語りかける大切なメッセージです。イエス・キリストの言葉と振る舞い、そして十字架と復活の出来事が、そのことを明らかにしています。

小河義伸先生
(キリスト者平和ネット事務局代表/恵泉バプテスト教会牧師)
幼稚園のある教会の牧師をしています。子どもたちの笑顔を見ていると、戦争や暴力でその笑顔を消してはならないと願い、キリストの平和を造る小さな業を担いつづけています。


6月2日(金)大学礼拝 12:40-13:00 横浜チャペル
「生命科学か人間の終りか!」
私たちの時代は生命科学革命の時代と言って良い。しかし、薬物によって無表情な人が快活になり、内省的な人が外向的になって良いのか。週末は別人格になるのか。また遺伝子操作でデザインベイビーを作って良いのか?

東方敬信先生
(青山学院大学経済学部教授)
青山学院大学教授。青山学院宗教部長。著書『キリスト教と生命倫理』(1993年編著)。『生と死』(1999年共著)。『神の国と経済倫理』(2001年)。その他著書、訳書多数。


6月3日(土) 14:00-16:00
「2006年度戸塚祭り参加大学企画 ビデオ上映会」

十字架と飛び出しナイフ - ニューヨークジャングル -

420番教室 *入場無料
ニューヨークのハーレムが舞台。ハーレムのユダヤ人街で血なまぐさい抗争を続けるマウマウ団とビショップ団という実在の少年犯罪グループの中に、一人の田舎の牧師が飛び込んできます。彼はデビッド・ウイルカーソン。何とかしてそこにいる少年たちに、彼らが神様に愛されていることを伝えようとして、勇気をふりしぼって近づいていきます。おどされ、どなられ、車を壊され、お金を取られ、殺されそうになって、「私はこわい」と言いながらも、祈って出て行くのです。そのうち協力してくれる教会ができ、ニューヨーク警察の警部も手を貸してくるようになります。また少年たちが彼の握手に応じるようになります。しかし、ニッキー・クルツだけは、狂ったようにこの牧師を憎んでいました。憎まれれば憎まれるほど、牧師は愛します。「僕を殺してもいい。それでも神様は君を愛してる!」(1972年米国作品)



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