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人との関わりのなかで、変化していく考え方

「偶然」を大切にしたいんです。計画的に生きてきた自分の人生の中でどれだけ偶然と出会い、その偶然をどれだけ大切にできるか、その出来事にどれだけ全力に取り組めるかで、なりたい自分が見つかるのではないかと思っています。

大学での授業、課外活動、アルバイト…いろいろな活動を通して自分と他者の存在を実感し、なりたい自分を見つけていく。日々考え方が変化し、それを受け入れることを大切にしている横山さんが目指す「人物像」とは?

横山 純也 法学部 政治学科 2年 学生団体・海外プログラム事業部、広告研究会に所属。オープンキャンパスでは学生スタッフとして活動を行う。地元、横浜の人気ラーメン店のアルバイトではバイトリーダーをつとめ、新人の教育係などを担当。政治学科では地方政府論などの仕組みを通し、市民としての政治参加の仕方を学んでいる。趣味は映画やYouTubeを見ることなど。最近は友達と音楽配信サービス「Spotify」にて無料のラジオ配信を行っている。

自分の生活と、政治とボランティア

入学後、一番に感じたことは自分の生まれ育った街を何も知らなかったということ。日本の市の中で一番人口が多く、明学のキャンパスもある、横浜市。自分の地元なのに、政治学科に入るまでは横浜市の議会の内容や議員の活動、それらが社会問題とどう関わっているかに興味はありませんでした。明学の政治学科では、政治についていろいろな切り口から学ぶことができます。ひとつの選挙においてもその仕組みや、心理的要因、環境的要因がはたらいて結果が出ている、そういったことを学ぶ中で政治が自分の生活と密接に関わっていることに気付きました。

政治学科で仲良くなった友人は、真面目で、何事にも一生懸命に取り組むタイプ。政治にも精通している人が多いです。いつしか政治学科の友人と、政治や社会問題について議論し、価値観を共有しあうことが自分の楽しみになっていました。

そんな時に出会ったのがボランティアセンターの「海外プログラム事業部」。学科の友人に一度説明会に参加してみないかと誘われたのがきっかけでした。ボランティア自体、本格的な経験はなかったのですが、海外プログラム事業部では、実際にボランティアを行うだけでなく、社会問題を知り、それをどう捉えるか、大学生として何ができるか議論できる環境が魅力的でした。また、説明会で聞いた先輩たちの活動がとにかく輝いていて。芯があり、目標がある。ボランティア経験を生かして何かに挑戦している人が多かったと思います。先輩たちの姿に対する憧れと、社会問題に対してもっと深く知り、考えたい。そんな気持ちで活動することに決めました。入学したらサークルに入って、友達と遊んで、それなりに単位をとって卒業するものだと思っていた自分の考えを変えてくれた出会いでした。

二度、訪れたチャンス

―「海外プログラム事業部」に所属する前に「広告研究会」に所属し、活動を行っていました。記憶に残っているのは一年生の時に参加した広告研究会でのミスコンのプレイベント。企画、制作含め一年生だけでやっていかなければならず、そんな中で代表という役割を経験しました。自ら先頭に立ち引っ張っていくのではなく、他のメンバーの意見を細かく聞き、より良いものを作り上げていきたい。熱い気持ちはあったものの、うまく仕事を振ることができず後悔もありました。

そのイベントが終わり、今度は「海外プログラム事業部」での活動が本格的に始まりました。社会問題に取り組むことができる。もう一度リーダーという役割に挑戦し、自分自身も成長できるはず。このチャンスは絶対に逃したくない。そんな気持ちがありました。活動が始まると、まずグループに分かれ食糧問題について取り上げました。日本でも気になる、YouTubeの大食い企画やInstagramの写真映えに付随する食料廃棄問題。決してひとごととは思えませんでした。大学生の自分たちに何ができるのか…? 秋に開催された白金祭で、東南アジアの郷土料理「フィリピン風焼きそば」を販売し、その売り上げを世界の食の不均衡を解消する「TABLE FOR TWO」(特定非営利活動法人)に寄付をしました。グループで活動する中で、もう一度まとめ役として細かい調整などを行っていきました。みんなが活動しやすいように配慮し、できるだけ客観的に見ることを意識しつつ、広告研究会での失敗を生かし、周りに頼ることもできるようになりました。

全く違う団体の活動ですが、偶然にも同じようなチャンスが二度めぐってきました。 社会問題に少しでもアプローチできたという実感が得られ、自分自身の成長にもつながった、良い経験となりました。

考え、受け入れる

さまざまな活動をしていく中で、大切にしていることがあります。それは「一つの考え方に固執しないこと」。著名人や大きな成果を残している人物は、その人の信念があったり、名言を残していたりします。自分は逆にそれらを持たないようにしています。いろいろな立場から物事を考え、いろいろな考えを受け入れられる人物になりたいからです。そのために、どんな出来事についても必ず二通りの考え方をするように心がけています。一つは自分が直感で感じたこと、もう一つはその正反対のことです。そうすると最低でも二つ以上の見方ができます。考え方を増やせば、何を基準にしてどうすれば一番良いのだろう…と考えることができる。常にそう考えられる人間でありたいと思っています。

そしてもう一つ、「偶然」を大切にすること。計画的に計画的に…と生きてきた自分にとって臨機応変に対応することは苦手分野です。だからこそ「偶然」の出会いを大切にし、その出来事に本気で向き合うこと。これを大切にしています。

他者との関わりのなかで自分らしさを見つけていく。将来はそういった「らしさ」を大切にできる仕事がしたいと思っています。

海外プログラム事業部は未公認団体として活動しています。
大学公認団体の一覧は「クラブ・サークル紹介」をご覧ください。