ヘボンの足跡を訪ねて
ヘボンにまつわる数々の史跡を訪ねます。
ヘボン夫妻の活動の原点を訪ねる神奈川宿コース
東神奈川は東海道五十三次「神奈川宿」の地。幕末には外交の上でも重要な宿場町でした。
成仏寺 じょうぶつじ
ヘボン夫妻が日本で最初に
居を構えた場所
ヘボン夫妻が最初に居を構えた場所です。短い間ですが、クララ夫人は少年達に英語を教え、ヘボンも幕府に委託された9名の教育者たちに英語等を教えた場であり、ここがヘボン塾の萌芽ともいえます。入口には「史跡外国人宣教師宿舎跡」の碑があります。
各教派が共に会する宣教師館
ヘボン夫妻が成仏寺に居を構えた後、各教派の外国人宣教師が一時的にこの寺に訪れ、ヘボン夫妻と同居していたと言われています。ヘボンは、ここで日本語の学習に取り組みました。
宗興寺 そうこうじ
日本の人々を無償で治療した施療所
1861年春から日本人を対象に、施療所を開設した場所です。ヘボンは一切治療費を受け取らず、1日平均100人を診たといわれています。後にヘボンの名医ぶりは、当時の俗謡で「ヘボンさんでも草津の湯でも、恋の病は治りゃせぬ」と歌われたほどでした。