文学研究科では、さまざまな表現行為の研究を通して、人間のあり方、あるべき姿を総合的にとらえることを目指している。その領域は狭義の文学に限られず、文化、芸術、思想など、人類がその長い歴史を通して自らのありようを問い続けてきた多くの分野に及ぶ。
博士前期課程では、広い視野と深い学識に基づいた研究能力と専門的職業人としての能力を養うことを、博士後期課程では、専攻分野における自立した研究者としての能力、高度に専門的な業務に従事し得る能力を養うことを目的とする。そうした能力が狭い専門性にとどまることなく、幅広い関心と学識に支えられた超領域的で総合的な力として発揮できる人材を養成することを目的とする。
学生は、専門とする言語・文化・芸術・思想の各領域において、広い視野と深い学識を身につけ、各自の研究主題を分析し考察する専門的な研究能力を得ている。
学生は、博士前期課程で身につけた学識・研究能力をさらに発展させ、かつ狭い専門性にとどまらない総合的な洞察力を得て、自立的な研究者としての能力を示す研究業績を挙げる。
文学研究科では、「学位授与の方針」に基づき、専門領域のみならず広い視野と深い学識を身につけるために、各専攻がそれぞれの特殊性を尊重しつつ、バランスのとれた教育課程を編成する。
博士前期課程
専門とする言語・文化・芸術・思想の各領域において広い視野と深い学識を身につけ、同時に各自の研究主題を分析し考察する専門的能力を身につけるように、バランスのとれた教育課程を編成し、修士論文の指導を効果的に行うことをめざす。
博士後期課程
博士前期課程で身につけた学識・研究能力をさらに発展させ、同時に総合的な洞察力を得て、自立的な研究者として活躍できる基盤となる博士論文の指導を効果的に行うことをめざす。