現代社会には実にさまざまのジャンルにわたる「芸術」が見いだされ、それらのものが有機的かつ複雑に連動して人々に働きかけ、また人々を結びつけています。 このコースでは、とくに本学がミッション系の大学であることをふまえて「キリスト教芸術」をひとつの軸足にしながらも、多岐にわたる講義を展開することによって現代社会を「芸術」といういとなみから総合的に俯瞰することを希求するすべての人にその探求の場を提供します。
1~2年次
概論や通説など、音楽学・映像芸術学・美術史学・芸術メディア論・演劇身体表現の各コース全ての入門的な講義を通して、芸術に関する基礎力をつけると共に、自分の関心や方向性を探ります。
2年次には任意の芸術ジャンルの演習で、さまざまな観点から読み解く力を養います。
3~4年次
各コースの専門科目から、自身の関心にそって科目を横断的に選択し、芸術全般への理解を深め、芸術を幅広い観点から考察します。(卒論ゼミはありません)。
学習についてのポイント
横断的に学び総合的に芸術を理解します。
教員紹介
芸科生に聞く
総合芸術学コースの魅力や授業について、学び以外の活動など在学生や卒業生にインタビューしました。
教員からのメッセージ
「カルチャー」という言葉はふつう「文化」もしくは「教養」と訳されますが、それはよく知られているように「耕すこと」を意味するラテン語からきています。人類はその文明の誕生のときから今にいたるまでつねにその感性と知性とを最大限に働かせながら、今日「芸術」と呼ばれる「農園」を耕し続けてきました。人間を総体として理解するためにはその「芸術」もまた総体的に理解する視点が不可欠です。さあいまこそ、みなさん自身の手で収穫すべく実り豊かな芸術という農園へと入っていこうではありませんか。