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文学部 Faculty of Letters

文学や芸術を学んでいったい何になるんだろう。こうした疑問を持つ人は少なくないのではないかと思います。しかし、そもそも「学ぶ」とは何でしょうか。社会で役に立つスキルを身に付けることでしょうか。確かに、職に就いてお金を稼ぐことは、生きていくために必要です。しかし、「学ぶ」とは、そのような目的のための手段であるばかりでなく、生きることそのものと同じ広がりを持つ営みでもあると、私は思います。というのも、「生きる」とは絶えず変化することであり、「学ぶ」とはまさしく、自分で自分を作り変える活動にほかならないからです。そして、そのようなものとしての学びを真剣に学ぶ場所、それが、私たち文学部です。先人たちが創り出した作品の数々は、私たちの普段のものの見方や考え方を大きく揺るがす力を秘めています。それらの作品に直接向き合うことで培われる感性と知性は、したがって、世界の多様性に適応するための道具ともなりますが、それ以上に、私たち自身の変革の証です。求められたものに応えるだけで終わらないような学びを、ゆえに単に生き延びるためにのみ費やされるのではないような生を、私たちと一緒に学んでいきましょう。

文学部長 慎改 康之

人材養成上の目的・教育目標

文学部は、明治学院大学の「人材養成上の目的・教育目標」に基づき、文学部の「人材養成上の目的・教育目標」を次のとおり定める。

文学部においては、さまざまな時代や状況においてなされた人間の創造行為や表現活動の諸相を学生に教授し、他者を理解するとともにまた自らを知る力を培う。そうして、新たな文化を構想する知的分析力や創造力をもった人材を養成してゆく。その過程において、問題を発見する力やそれを伝達する言語能力の涵養も重視し、将来自らが関わる社会のさまざまな局面において、柔軟かつ斬新な思考を展開できる人間を育てる。

学科の人材養成上の目的・教育目標

英文学科 | フランス文学科 | 芸術学科 | 教職課程


卒業の認定・学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

文学部は、明治学院大学の「卒業の認定・学位授与に関する方針」に基づき、文学部の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため、所定の期間在学するとともに所定の単位を修得し、次の能力を身につけることを卒業認定と学位授与の要件とする。
具体的な到達目標は、次のとおりである。

  1. 人類の歴史・文化・社会および自然・健康に関する基礎的な教養を身につけている。
  2. 言語や文化・歴史、あるいはさまざまな表現ジャンルの芸術に関する体系的な知識を有している。
  3. 個別専門的な領域における新たな問題提起と、その解決を提案する分析力および構想力を有し、またそれを明快に伝達する表現能力を備えている。
  4. さまざまな時代・環境における他者の営みを理解し、その認識をより良い社会の構築に結びつける志向をもっている。

学科の卒業の認定・学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

英文学科 | フランス文学科 | 芸術学科

卒業の認定・学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)とは
卒業の認定・学位授与に関する基本方針であり、卒業時に学生が修得しているべき知識・能力・行動等を示している。


教育課程の編成および実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

文学部は、明治学院大学の「教育課程の編成および実施に関する方針」に基づき、文学部の定める「人材養成上の目的・教育目標」および「卒業の認定・学位授与に関する方針」に沿って、次のとおり「教育課程の編成および実施に関する方針」を定める。

  1. 各学科の専門科目の理解に必要な基本的な知識・技能を身につける授業を、初年次から多く設置する。
  2. 体系的な知識を教授する講義科目と同時並行的に、個別特殊な課題を扱う授業を多く開講し、具体的な課題を思考し、ともに議論する機会を学生に授ける。
  3. さまざまな言語や文化、あるいは表現活動に触れることによって、自らを他へと開いてゆく経験を与える。
  4. 自らの視点から問題を提起し、またそれを的確に表現する力を養う過程として、少人数のゼミや卒業論文制作などを重視する。

学科の教育課程の編成および実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

英文学科 | フランス文学科 | 芸術学科

教育課程の編成および実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)とは
教育課程の編成および実施に関する基本方針であり、卒業時に学生が修得しているべき知識・能力・行動等を育成するための学修段階に応じた教育計画、指導の方針等を示している。


入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

文学部は、明治学院大学の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、文学部の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、文学部の「卒業の認定・学位授与に関する方針」および「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。

  1. 求める人材像
    1. 英語・英文学、フランス語・フランス文学および芸術諸学の学びに取り組む上で、知識・技能、思考力・判断力および文章読解力・表現力等において、高等学校等で修得すべき基礎的な能力を身につけている。
    2. 言語・文化・芸術への強い関心をもち、それらの理解を通じて、新たな文化の可能性を切り開く、真摯な志をもっている。
    3. 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”を理解・共感し、現代社会に生起する様々な問題に関心をもち、英語・英文学、フランス語・フランス文学および芸術諸学の主体的な学びを通して、共生社会の担い手となる意欲をもっている。
  2. 入学者選抜の基本方針
    上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、志および意欲をもっているか否かを評価する。また文章読解力・表現力を重視する。
  3. 入学者選抜の種類と評価方法
    入学者選抜にあたっては、「一般入学試験」または「特別入学試験」を行い、上記「入学者選抜の基本方針」に則って評価する。

学科の入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

英文学科 | フランス文学科 | 芸術学科

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)とは
入学者の受入れに関する基本方針であり、教育上の理念・方針に沿って、受験生に求める能力・意欲・経験・適性等や選抜方法を示している。

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